
ADHDだけが持つ能力を発揮して、職場でストレスフリーで働いてみたいと思いませんか?
ADHDを持っている場合、仕事の向き不向きがはっきりしていることが多い傾向があります。
そのため、相性が悪い職場や職種に就いてしまうと、周囲から「不真面目」「ミスが多い」と誤解されてしまうこともしばしば。
しかし、ADHDが持つ能力生かせる職場で働くことができれば、周囲に迷惑をかけないのはもちろん社内で優秀な成績を収めることも可能です。
そこでこの記事では、
- ADHDならではの強み
- ADHDにおすすめの転職先
- ADHDが転職を成功させるために必要な3つのコツ
- ADHDが使用すべき転職エージェント5選
を紹介します。
目次
ADHDならではの仕事に生かせる強み
- 些細な変化、ミスに気づく
- 興味のあることにはとことん集中できる
- クリエイティブな発想ができる
- 濃い人間関係を好むため、チームワークを重視する
- 誰にでも公平な態度をとる
ADHDであることにネガティブなイメージを持つ場合もあるかもしれません。しかし、ADHDには上記のような魅力的な強みがあります。
ただ、どんな仕事がADHDに向いているのかわからないという場合もあると思うので、ADHDはどんな職種と相性がいいのか、具体的にみていきましょう!
ADHDにおすすめの転職先一覧
- プログラマー
- ライター
- エンジニア
- Webデザイナー
- カメラマン
- イラストレーター
- 塾講師
- 自分の興味がある分野の仕事
専門分野に特化した仕事で成果を出せる可能性が高いのがADHDならではの特徴です。
そのため、モノづくりや作品の制作に携われる仕事ができる、上記の職種がADHDに向いている代表的な職種といえます。
自分の強みを生かせる職場に転職できれば、転職後もストレスフリーで働きやすくなるはずです!
なので、今現在自分に向いている仕事が何かわからない…と悩んでいるのであれば、上記の職種を参考に仕事探しをするといいですよ。
ただ、具体的にどうすれば仕事を見つけることができるのかわからないという場合もあると思います。
そこで次では、ADHDが転職を成功させるために必要な3つのコツを紹介します!
ADHDが転職を成功させるために必要な3つのコツ
- 自分自身の特性や好きなことを掘り下げる
- 発達障害者支援センターに相談してみる
- ADHD向けの求人を扱う転職エージェントを利用する
ADHDとして転職を成功させるには、上記の3つのコツを駆使するのが重要です!それぞれ具体的に説明していきますね!
自分自身の特性や好きなことを掘り下げる
ADHDには魅力的な強みがあり、いわゆるクリエイティブ系の仕事やアイデア力が必要な仕事が向いてます。
しかし、ADHDと一言でいっても人によって個性や特徴は異なり、好きな分野も違います。なので、転職活動する前にまずは自分の特性や好きなことを掘り下げてみましょう。
具体的には「どんな仕事がしたいか」「どんな仕事が向いているか」を考える時間を作ってみるのがおすすめです。
- これまで経験してきた中で自分が時間を忘れて没頭できたこと
- 自分にとっては普通にしたことが他人からの高評価につながった経験
- 今現在自分が興味があってアイデアがどんどん浮かんでくること
これらを書き出してみるといいですよ!
もしも自分では自分の強みがわからないという場合には、近くにいる家族や友人に聞いてみるのもおすすめです。
転職してから「この仕事では自分の能力が発揮できない…」と後悔するのを避けるためにも、仕事探しをする前に、自分自身の特性や好きなことを見極めておきましょう!
なお、仕事探しをする際は、発達障害者支援センターや転職エージェントを利用すると安心かつ効率的に仕事探しができます。
まずは、発達障害者支援センターについて詳しくみてみましょう。
発達障害者支援センターに相談してみる
発達障害者支援センターは、ADHDをはじめ発達障害を持つ人達への支援を行っている機関です。転職に関する相談ができたり、アドバイスを受けたりすることができます。
実際にSNSをみても「発達障害者支援センターに転職に関する相談をしている」という投稿がいくつかありました。
私が聞いたのは発達障害者就労支援センターなんだけど、就労相談→能力評価(職業レディネステスト・MWS・YG性格検査)→就労訓練→企業調整→職場定着まで面倒見てくれるらしい。しかも利用料や相談料なく無料で利用できるの有難いね。
— まるいおもち (@mimimimimi165) June 22, 2019
僕は54歳転職13回。今の職場社長に精神障害者手帳みせて入社しました。そろそろ1年目。精神疾患負い目あり、誰とも上手く話せません。仕事もミスばかり辛いです。発達障害支援センターに相談にいってます。14回目の転職考えてます。
— はまはゆ (@lwYos02qoMcWMY1) February 1, 2020
発達障害者支援センターからハロワに話を持ちかけてくれるので、ADHDに理解のある職員から仕事を紹介してもらえる可能性が高くなりますよ。
ADHD向けの求人を扱う転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求職者に変わって転職先を探し出してくれたり、選考のアドバイスをしてくれたりと、転職の支援を受けられるサービスのことをいいます。
能力やスキルを客観的に把握した上で転職先を厳選してくれるので、自分では気づけない強みを発掘してもらえる上に、強みを生かせる職場を紹介してもらえるのが魅力です。
ただし、一般の転職エージェントを利用すると、ADHDについて理解がない担当者がつくことも考えられ、ストレスを感じてしまうかもしれません。
そこでおすすめなのが、ADHDをはじめ障害を持つ求職者に特化した転職エージェントです。
具体的にどの転職エージェントがおすすめなのか、詳しくみていきましょう!
ADHDが使用すべき転職エージェント5選
- ランスタッド
- dodaチャレンジ
- atGP
- ソーシャル・パートナーズ
- エージェント・サーナ
上記の5社はADHDをはじめ障害を持つ求職者に特化した転職エージェントです。それぞれどのような特徴を持っているのか、紹介していきますね。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
求人数 | 300件以上+非公開求人 |
対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
サービスの特徴 |
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ランスタッドはキャリアアップやハイクラス向けの転職エージェントとしても有名ですが、障害者に特化して転職サービス「チャレンジド転職支援サービス」も提供しています。
- オーダーメイド求人の提案を受けられる
- 専任コンサルタントが就業後までサポートしてくれる
オーダーメイド求人とは、求職者の経験やスキルに合わせてランスタッドが企業側に「この求職者に合う職種を求人として出しませんか?」と提案することで実現するものです。
通常の転職エージェントとは異なり、ランスタッドが企業と話し合いの末求人を作成するので、自分の今の状態やキャリアに合う職場にエントリーできるのが魅力!
また、就業後も変わらずにサポートしてもらうことができ、いつでも相談できる環境を用意できます。
以上から、ADHDが自分に合う仕事を探すなら、まずはランスタッドに登録するのがおすすめですよ!
dodaチャレンジ
運営会社 | パーソルチャレンジ株式会社 |
求人数 | 1,000件以上+非公開求人 |
対応エリア | 全国対応 |
サービスの特徴 |
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dodaチャレンジは全国の求人を掲載しているので、地方に住んでいても求人を見つけやすいのが魅力です。
求人数も多いので、複数の求人を比較検討することで自分が納得して働ける職場を見つけることもできます。
また、運営会社であるパーソルチャレンジ株式会社が、積極的に障がい者雇用を行っていることもあり、サポートの質には定評があるのもポイントです。
atGP
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
求人数 | 800件以上+非公開求人 |
対応エリア | 全国 |
サービスの特徴 |
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「atGP」の良さは筆談や車いす可など、障害配慮の種類によって求人検索が可能な点です。
自分が求める環境が揃っているかどうかが事前にわかるので、転職後も安心して働き続けることができます。
また、企業から声をかけてもらえるスカウトサービスを利用できるので、効率的に転職活動を進めることも可能です。
「うつ専門の就業支援サービス シゴトライ」「統合失調症専門の就業支援サービス リドアーズ」とも連携して就職の相談が進めらるのも「atGP」ならではの特徴です。
ソーシャル・パートナーズ
運営会社 | アデコ株式会社 |
求人数 | 70件以上+非公開求人 |
対応エリア | 東京都を中心とした全国 |
サービスの特徴 |
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ソーシャル・パートナーズはアデコ株式会社が運営する就職支援サービスである「Spring転職エージェント」の中の障がい者雇用に特化したサービスです。
アデコグループには、障がい者雇用促進を目的としたアデコビジネスサポート株式会社という特例子会社があり、数多くの障がいを持つ方々が働いています。
- ここに入力
また、転職支援サービスや派遣サービスなど人材ビジネスにおいて多くの雇用をサポートしてきたアデコ株式会社だからこその、きめ細かなサポートも魅力です。
そのため、サポートの質にこだわりたい場合はソーシャル・パートナーズを検討してみてください!
エージェント・サーナ
運営会社 | 株式会社イフ |
求人数 | 1,180件以上 |
対応エリア | 関東・関西・愛知・岐阜など |
サービスの特徴 |
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エージェント・サーナは株式会社イフが運営する障害者専門の転職エージェントです。
求人数が多いのが特徴で、非公開求人もあるので希望条件に見合う求人を見つけやすいのが魅力といえます。
また、28年の実績があるので、転職サポートの質が高いのもポイント。書類選考対策を受けることもできるため、選考に自信がない場合に心強い転職エージェントです。
ADHDが効率的に転職エージェントを使いこなす方法
- エージェントからの連絡にはなるべく当日中に返信する
- 面談時は遠慮せずに正直に希望条件を伝える
- 2つ以上の転職エージェントを併用する
自分に合う転職エージェントを見つけたら、効率的に使いこなす方法も押さえておきましょう。上記の3つについてそれぞれ詳しく説明しますね。
エージェントからの連絡にはなるべく当日中に返信する
転職エージェントに登録すると、担当者から求人の案内をもらうことがあります。その際は、なるべく当日中に返事をするように心がけましょう。
転職エージェントは、企業に人材を紹介することが仕事なので転職意欲が高い人材に積極的に求人を紹介したいと思っています。
転職意欲の高さをアピールするために重要なのが、返事の早さです。
その結果、多くの求人を紹介してもらうことができ、自分の希望に合う職場に転職できたんです。
なので、転職エージェント登録後はエージェントからの連絡に早めに返信するようにしましょう!
面談時は遠慮せずに正直に希望条件を伝える
転職エージェントに登録した後は、エージェントとの面談をするのが一般的です。
中には「こんな条件私にはもったいないかな?」「条件を低めにしておいて紹介してもらえる求人を増やそう」と考えることもあるかもしれません。
しかし、面談時は遠慮せずに正直な希望年収や条件等を伝えるのが重要です。
というのも、もし本当に希望する条件を伝えないまま転職をすることになってしまうと、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する恐れがあるからです。
求職者一人ひとりの経験や希望条件を踏まえて仕事を紹介してくれるので、遠慮なく「どんな職場で働けたら幸せか」「年収はどれくらいもらいたいか」伝えて大丈夫ですよ!
2つ以上の転職エージェントを併用する
この記事で紹介したように、転職エージェントにはさまざまな種類があり、それぞれ扱う求人数や特徴が違います。
また、それぞれが提供している転職支援サポートを受けられるので、よりスムーズに転職活動を進めることもできるんです!
なので「効率的に転職活動を進めたい」「それぞれのエージェントが提供しているサービスを利用して転職活動の武器を増やしたい」場合は、複数のエージェントを利用しましょう!
ADHDの転職に関するQ&A
ここでは、ADHDの転職に関してよくある質問に答えていきます!
30代のADHDにおすすめの転職エージェントは?
30代のADHDにおすすめの転職エージェントは「ランスタッド」「dodaチャレンジ」です。
ともに30代の転職支援実績があるため、安心して利用することができますよ。
ADHDでも看護師として働ける?
ADHDでも看護師として働くことは可能でしょう。
しかし、職場に理解者がいたり、周囲にADHDであることを周知されている方が働きやすいかもしれません。
そのため、ADHDで看護師として働きたい場合には、発達障害者支援センターや転職エージェント経由で転職するといいと思います。
ADHDは長所を生かせる仕事に転職しよう!
- ADHDならではの強みを知る
- ADHDに向いている職種を知る
- 自分自身が集中できる仕事や好きな仕事を掘り下げてみる
- 発達障害者支援センターに相談してみる
- ADHD向けの求人を扱う転職エージェントを利用する
ADHDを持っている場合、向いている仕事とそうでない仕事がはっきりしているという傾向もあるので、環境さえ整えば自分の才能を最大限に発揮することも可能です。
転職を成功させるためにも、まずはADHDならではの強みや、自分自身の特性、好きなことを掘り下げて、どんな仕事が向いていそうか棚卸ししてみましょう。
自分の特性や好きなことが何かわかってきたら、発達障害者支援センターや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
なお、転職エージェントのおすすめ1位は求職者に合うオリジナル求人を紹介してもらえる「ランスタッド」でした。
転職エージェントは、複数利用することで効率的に転職活動を進めることが可能なので、他にも自分に合いそうなエージェントがないかランキングを参考に探してみてくださいね。
ADHDにおすすめの転職エージェントをもう一度チェックする!