
「飲食業界への転職は難しい?」
「飲食業界で働くのって大変?」
このような疑問はありませんか?
この記事では、そんな疑問に答えるべく
- 飲食業界のやりがいや大変な点
- 未経験から飲食業界で働くためのポイント
- 飲食業界で実際に働いた筆者の経験
などなど、飲食業界の転職についてすべてを解説します。
飲食業界のイメージがわき、内定へのノウハウもしっかりまとめたので、ぜひご一読ください。
目次
飲食業界の仕事内容は多岐にわたる
一口に飲食業界と言っても「カフェ」「レストラン」「居酒屋」など多種多様です。大きく分けるとすれば、
- 大手のチェーン店
- 個人経営のお店
に分けることができます。大手のチェーン店に転職した場合と個人経営の飲食店に転職した場合ではどのような違いがあるのか解説します。
大手のチェーン店などでは、様々なスキルを身につけられ、本部への昇格もある
飲食業界に転職をする場合、大手のチェーン店を運営する会社に転職をする方法が一般的な選択肢です。
大手のチェーン店に転職する場合、
- 店長職として店舗で働き、接客や調理・採用や育成・事務業務を経験
- エリアマネージャーとして、複数の店舗を統括
- 本社配属になり、人事やトレーナーなどの業務を経験
などなど、様々な業務を経験できます。そのため、独立や他の業界への転職をしたときにも役立つスキルが身につくのです。
また、店長として結果を残せば、エリアマネージャーや本部への昇格もあるため、会社全体に貢献できる業務を経験できます。
個人経営の飲食店などでは、専門的なスキルが必要
個人経営の飲食店で働く場合は、調理など専門的なスキルを求められることが多いです。
大手のチェーン店と比べると人材や資金に余裕がないため、初めから即戦力として働ける人でないと採用されにくいかもしれません。
現場での経験は積むことができても、採用やお店全体の業務までは任されないこともあります。料理人志望でない限り、選択すべきではないかもしれません。
さらに、大手とは違い「社会保険に加入させてもらえない」「給料が高くない」など安定性に欠ける企業も多いので、より慎重に転職先を選びましょう。
飲食業界のやりがいや魅力ってなに?
- 毎日違うお客さんから直接感謝してもらえる
- お店の売上などに貢献できるのが目に見えてわかる
- アルバイトなどの教育を通して、人間の成長を間近に感じられる
- 経営に必要な様々な能力が身につくので、独立を目指す人にもぴったり
- 毎日売上を追いかけるので、目標を達成したときの達成感がある
飲食業界で働くやりがいや魅力について解説します。飲食業界を経験したことがない人はぜひ参考にしてみてください。
毎日違うお客さんから直接感謝してもらえる
飲食店では、毎日違うお客さんが来店します。そのため、美味しいものを提供し、きちんとした接客を行うことで、さまざまなお客さんから感謝されるんです。
また、リピーターになっていただいたお客さんは常連として、さらに親密な関係を築くことができます。
他の業界とは違い、毎日違うお客さんからその場で感謝の言葉を伝えられることも多いでしょう。そのため毎日モチベーションもアップします。
お店の売上などに貢献できるのが目に見えてわかる
- キャッチで多くのお客さんに来店していただいた
- ただ注文を取るだけではなく、さまざまな提案をすることで売上が増加した
- 接客を通して、満足していただけた
- 効率的にホール営業を行ったことで、回転率が向上した
飲食店では、毎日のお店の売上がわかるので、自分がどのぐらい売上に貢献したのかが目に見えてわかります。
自分の行動がお店の売上に貢献できたことがわかればやる気がさらに上がりますね!
アルバイトなどの教育を通して、人間の成長を間近に感じられる
飲食店で働く場合、従業員の多くはアルバイトというお店も少なくありません。当然飲食店で働くアルバイトは、未経験者も多いです。
そのため、最初はうまくできなかったアルバイトさんが、ちょっとずつ指導をすることで、お客さんから喜ばれるような接客ができるようになることもよくあります。
「人を育てることが好き」「人が成長する過程を楽しめる」という人であれば、飲食店の仕事に向いているでしょう。
経営に必要な様々な能力が身につくので、独立を目指す人にもぴったり
- アルバイトさんの採用や育成
- お店の宣伝用POP作り
- 売上を上げるための方法を考えて実行する
- シフトの管理
- 毎日の業務報告
- 棚卸し
- ミーティングの開催
- アルバイトさんとの定期的なコミュニケーション
- 忘年会などの法人営業
飲食と聞くと、料理やお酒を提供したり、お客さんの接客をしたりする仕事というイメージを持たれる方かもしれません。
しかし、正社員として飲食業界に転職をすると、表からは見えない重要な業務も経験できます。
特に、独立する前に飲食業界に就職して、学ぼうと考えている人であれば、貴重な経験ができます。
もちろん、アルバイトさんの育成や売上を上げるための方法を実行するといった経験は、別の業界で働く際にも役立てることが可能です。
毎日売上を追いかけるので、目標を達成したときの達成感がある
飲食業界では、お客さんを満足させるだけでなく、日々の売上を伸ばすことが求められます。
そのため、月次売上だけではなく、毎日のように目標売上を共有し、アルバイトの人と協力して売上目標を達成することもあります。
特に楽しいのが、飲食店にとって一番のかきいれ時である12月にかけて。
毎日が忙しいので、従業員とともに苦労を分かち合いながら、毎日の目標を達成する喜びが味わえます。
このように、飲食業は他の業界とは違い、毎日達成感を味わうことも可能な仕事です。毎日やりがいを感じながら仕事をしたい人にはぴったりの仕事ですね!
飲食で働くのはきつい?5つの大変な点とは?
- 長時間労働になることが多く、休日が少ない
- 毎日立っての接客になるため、体力が必要
- クレーム客への対応などもしなくてはならない
- 将来的なキャリア設計が難しく感じる場合もある
- やることがとにかく多い
飲食の仕事はきついという評判もよく聞かれます。飲食への転職を考えている人は、飲食で働くきつさも知っておくべきです。
もし飲食業界のきつさを知らない状態で転職をすると入社後に後悔することになるので、必ず把握しておきましょう。
長時間労働になることが多く、休日が少ない
筆者が入社した非上場企業では、長時間残業は当たり前。休日も少ないのがあたりまえでした。
しかし、入社半年後に東証一部上場企業に買収された結果、コンプライアンスが厳しくなりました。
- 残業時間の大幅削減
- 月8日の休日推奨
という仕組みになり、明らかに休みが多くなった経験があります。
一概には言えませんが、上場している企業の方が労働環境は良くなる傾向があります。
飲食は長時間労働になることが多く休日が少ない企業が多いです。筆者が働いた経験では、時給換算をすると時給400円ということもありました。
そのため、長時間拘束される割に収入が低いことで離職率もとても高いです。
2018年に農林水産省が発表した「農林水産省 食料産業局 外食・中食産業における働き方の現状と課題について」によると、飲食サービス業の大卒3年目の離職率は、50.2%!
全産業の平均が32.2%なので、大きく上回る水準です。また、居酒屋のような夜型勤務の場合、昼夜逆転の生活になるため、体力的にも厳しいです。
このような背景があるため、飲食にやりがいを感じている人でないと長く続けるのは難しいかもしれません。
とはいえ、大手企業の場合は、コンプライアンスがとても厳しいため、残業を削減したり、なんとしてでも休日を取らせたりする企業も多いようです。
飲食では、お客さんの接客や料理・飲み物の提供が主な仕事です。そのため、業務時間中のほとんどは、立って仕事をしなければなりません。
当然体力の消耗は激しいので、年齢が高くなってくると、飲食が好きでも続けられなくなるリスクもあります。
特に飲食業界の中でも労働時間が長い会社は、体力に自信がない人にはおすすめできません。
クレーム客への対応などもしなくてはならない
店舗に来店されるお客さんの全てが満足して退店されるわけではありません。ときには、店舗側のミスでお客さんに迷惑をかけてしまい、その対応に追われることもあります。
なかには、店舗側に落ち度がないのに、いいがかりをつけられることもあるでしょう。
そのような事態になっても、誠心誠意対応をしたり、クレーマーの客には毅然とした態度で対応したりしなければなりません。
将来的なキャリア設計が難しく感じる場合もある
飲食で働く場合、独立して店舗を持つわけでなければ、他の業界で働くよりもキャリア設計が難しく感じることがあります。
もちろん、店舗での実績が認められ、本社への昇格の道が開けたり、飲食の世界で学んだ経験やスキルを活かして他の業界に転職をすることは可能です。
ただ、全員が希望通り昇格するわけではなく、年齢的な体力の衰えなどもあるので、生涯店舗で働き続けるのはきついでしょう。
飲食業界で働く際は、毎日忙しく働いているけど、将来のプランがないという状態は避けなければなりません。
飲食に転職を考えている場合は、
- なぜ飲食に転職を考えているのか?
- どんなことを学ぶために飲食業界に転職をするのか?
を考えてから転職をした方が良いですね!
やることがとにかく多い
- アルバイトの面接
- クレーム対応
- 法人営業
- 販促POPなどの作成
- 発注
- 棚卸し
- 会議への出席
飲食で働く場合、営業時間内は、調理や接客をしながら、アルバイトへの指導なども行わなければなりません。また、営業時間外もやることが多くあります。
そのため、最初の頃はやることが多く慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
未経験者でも飲食業界に転職するための4つのポイント
- 飲食業界に転職した後のキャリアプランを具体的に考えておく
- お店をよくするために清潔感とコミュニケーション能力を磨いておく
- 面接を受ける前には、必ずその企業が運営している店舗に行っておく
- 業務内容についてイメージしておく
飲食業界は未経験者でも転職しやすい業界です。ただ飲食業界を経験したことがない人にとっては、不安に感じるかもしれません。
未経験者が飲食業界に転職するための4つのポイントを解説します。すべて入社前にできることなので、ぜひできそうなものから試してみてください。
飲食業界に転職した後のキャリアプランを具体的に考えておく
- 3年働いた後、個人経営のお店を立ち上げるために独立
- 現場で経験を積んだ後は、トレーナーとして従業員の指導をしたい
- 飲食業での経験をもとに、飲食業向けのコンサルの仕事をやりたい
- いずれは本社で経理や総務部で働き、会社の中枢に関わりたい
- 飲食店で身につけたスキルをもとに他の業界へ転職をする予定
未経験者の場合、飲食業界に転職した後のキャリアプランを具体的に考えておいたほうが良いでしょう。
キャリアプランを考えるだけでなく、実現するために何をいつまでにやる必要があるのかも考えておきます。
将来のキャリアプランを考えておけば、毎日不安を抱えながら働くことも少なくなるので、モチベーションを保ちつつ働くことが可能です。
お店をよくするために清潔感とコミュニケーション能力を磨いておく
飲食店で未経験者が働く場合、いきなり店長の仕事を任されるわけではありません。
多くの企業では、副店長のポジションとして働きながら業務の流れを覚え、数ヶ月〜数年で店長に昇進するケースが多いです。
飲食店の売上や従業員のモチベーションは、店長にかかっていると言われても過言ではありません。
良いお店を作るためには、お客さんが気持ちよく飲食を楽しむことができるように、清潔感にも気を配る必要があります。
また、お客さんとのコミュニケーションも重要ですが、一緒に働く従業員とのコミュニケーションも重要です。
もし、勤務する店舗が自分よりも年齢が一回り以上違う場合は、従業員と話を合わせられるように興味のある分野についての情報収集などもしておきましょう。
面接を受ける前には、必ずその企業が運営している店舗に行っておく
- お店で働くときの雰囲気をつかめる
- 面接で好印象を与えられる
飲食に転職する場合、必ず面接を受ける企業が運営する店舗に行き、以下の点は最低限押さえておきます。
- 店舗の雰囲気に活気があるか?
- 働いている従業員の表情はいきいきしているか?
- 店舗の清掃が行き届いているか?
- 忙しい時間帯でもお店がきちんと回っているか?
また、飲食での面接では、運営するお店に行ったかどうか聞かれることも多いです。きちんと面接でお店に行ったこともアピールできれば、熱意を伝えることができます。
業務内容についてイメージしておく
飲食業界で働くのであれば、ネット上の情報や実際に働いている人の体験談などから業務内容についてイメージしておきましょう。
業務内容をイメージすれば「自分でもやっていけそうか?」「楽しく働けるか?」などが見えてきます。
飲食業界に向いている人の6つの特徴
- 接客が好きな人
- 食べることや飲むことが人一倍好きな人
- 体力がある人
- お客さんや店員とのコミュニケーションを取ることに自信がある人
- 将来独立して飲食店を持ちたい人
- 目標を達成するためのプロセスを楽しめる人
飲食業界で働く場合、向き不向きがあります。入社後に後悔しないために、どんな人が飲食業界に向いているのかは把握しておきましょう。
接客が好きな人
飲食業界に向いている人の多くは接客業が好きな人がほとんどです。気持ちの良い接客ができれば、お客さんも気持ちよく飲食を楽しむことができます。
飲食店では料理やお酒の美味しさも大事ですが、店員の接客態度も重要な判断基準です。飲食の仕事はお客さんとの距離も近いので、接客が好きな人は飲食業界に向いています。
食べることや飲むことが人一倍好きな人
飲食業界の仕事はお客さんに料理や飲み物を提供する仕事。そのため、食べることや飲むことが人一倍好きな人も向いています。
お客さんによっては、提供した食べ物や飲み物について聞いてくる方もいるので、商品についての知識や関心も重要なポイント。
食べ物に関する業界で働く以上、食べることや飲むことに関心がある人は飲食業界にぴったりです。
体力がある人
飲食業界は、体力がある人にも向いています。
飲食の仕事は労働時間が長いだけでなく、料理や飲物を持ち運んだり、何度も往復して料理の提供をしたり、接客をしたりと忙しい仕事です。
またどんなに忙しくても活気良く働き続ける必要があります。
接客時は笑顔を欠かさないことはもちろん、キッチンなどお客さんから見えにくい場所で働いていても、元気な声で挨拶をするなどお店の活気を良くする必要があります。
そのため、長時間ずっと動けるぐらいの体力が必要なのです。
お客さんや店員とのコミュニケーションを取ることに自信がある人
- 細かい気配りが得意
- どんな人ともコミュニケーションを取るのが得意
- お客さんの要望を察知できる能力
- 従業員の悩みや相談にのってあげることができる
飲食業界でやっていく上で大事なスキルはコミュニケーション能力。大事なのは、お客さんだけでなく、一緒に働いている従業員ともしっかりコミュニケーションを取ること。
営業時間外や休憩中でも従業員の悩みを聞いてあげたり、雑談で盛り上がったりなどコミュニケーションを取ることで、お店を明るく活気のある職場にすることができます。
将来独立して飲食店を持ちたい人
- 独立という目標が明確なのでモチベーションも高い
- お金をもらいながら、独立してから役に立つスキルを取得できる
将来独立して飲食店を持ちたい人は、モチベーションは高い人が多いです。筆者が飲食業界に転職したときも、独立を前提として入社した人が多くいました。
目標を達成するためのプロセスを楽しめる人
飲食業界で働くと、毎日売上を達成するために頭を使う必要があります。なぜなら街を見れば飲食店はどこにもあるぐらい競争が激しい業界だからです。
ときには、達成が難しい目標や売上以外の課題を課せられることもあります。
そのような時でも目標を達成するために、以下の順番で課題を解決していかなければなりません。
- 現状の課題を把握する
- 課題解決のためにできることを考える
- 課題解決のための行動をする
- 行動の結果を振り返る
しかし、なかには目標を解決するプロセスを楽しむことができる人も存在します。もし課題解決のプロセスを楽しめるのであれば、飲食業界でもやっていけるでしょう。
飲食業界って働いてみてどうなの?実際に転職してみた感想とは?
項目 | 特徴 |
---|---|
業界 | 某大手居酒屋チェーン店 |
経験 | 2年(うち店長歴1年) |
主な顧客層 | 20代女性や若いサラリーマン |
経験した業務 |
|
ここからは、飲食業界へ転職した経験がある私が、転職した後どんな感じだったのかをメリットとデメリットに変えて解説していきます。
飲食業界に転職して感じたデメリット
- 長時間労働は当たり前で昼夜が逆転する
- アルバイトさんとのコミュニケーションに苦労した
- 異動が多すぎる
飲食業界に転職して感じたメリット
- お客様から直接その場でよろこんでもらえる
- 様々なスキルが身につく
- 売上達成したときの達成感は気持ち良い
飲食業界に転職して感じたメリット・デメリットのまとめ
飲食業界に転職して感じたデメリットは、長時間労働が当たり前の環境だったこと。
さらに夕方開店〜朝5時閉店するような居酒屋だったため、昼夜も逆転するような生活で体力の消耗が強かったです。
また、正社員よりも年齢が若いアルバイトさんが大半だったため、会話の内容についていけなかったり、コミュニケーションに苦労することもありました。
一方で、メリットは、お客様から直接その場で御礼の言葉を言ってもらえること。常連様と仲良くなることもでき、会話を楽しむことができました。
さらに忘年会シーズンなどは従業員みんなで前年の売上を超えるために、積極的にキャッチをしたり、商品をおすすめをしたりするなど一丸となって頑張りました。
その結果ぎりぎり前年の売上を超えることができたので、営業終了後の飲み会は達成感にあふれていました!
飲食業界は、他の業界と比べて未経験からでも店長職にすぐになることが可能です。そのため、様々な経験を積むことができ、他の業界へ転職しても役立っています。
飲食業界へ転職したことのある筆者が自己PRの書き方や職務経歴書の書き方を解説!
ここからは飲食業界に転職したことのある筆者が自己PRや職務経歴書の書き方を解説します。
飲食業界に転職を考えているけど、自己PRや職務経歴書をどのように書けば採用されやすいのかわからない場合はぜひ参考にしてみてください。
自己PRの書き方について
自己PRでは、主にそれまでの経験を具体的に書くことで、面接官に活躍できる印象を与えることが重要です。
【自己PR例1】
前職では、営業職の仕事をしていましたが、日々何をすれば成果が出るのか悩んでいました。
社内でトップ成績の先輩と自分では何が違うのか調べてみたところ、先輩はまずお客様の課題について、自分よりも数倍時間をかけて聞いていることがわかりました。
一方、自分はひとりよがりの内容で、お客様の根本の悩みを解決する提案ができていないことに気づきました。
そのことに気づいてからは、お客様がどんな悩みを持っていて、どんな課題があるのか、深堀りして時間をかけて聞くようにしました。
その結果、お客様がお話を聞いてくれる時間が増え、部門トップの営業成績を残すことができました。
御社でもお客様や従業員の考えをきちんと聞くことで、満足度を向上させ、売上げをアップさせることができます。
【自己PR例2】
前職では美容師の仕事をしていました。美容師の仕事では、リピーターを増やすことを目標にしていました。
リピーターを増やすために初来店されたお客様を担当する際に、さりげなくお客様の興味のあることを聞き出すことからはじめました。
そして、お客様が2回目以降来店された時に興味のある分野について会話ができるように情報を仕入れていました。
その結果、多くのお客様から指名をいただくことができました。御社でもお客様と積極的にコミュニケーションをとることで、常連客を多く獲得していきます。
自己PRを記入するポイントは、以下の3つです。
- 前職でどのような実績を残したのか
- 実績を残すためにやったことや考えたこと
- 前職でやったことを飲食でどのように活かせるのか
そのためには転職を希望する飲食店がどのようなジャンルの飲食店で、どのような顧客が多いのかなども店舗に行ってチェックしておいたほうが良いでしょう。
職務経歴書
- どんな経験を積んでいてどんなスキルがあるのかより具体的に書く
- 企業が何を求めているのかを考えて書く
- 読みやすく伝わりやすい言葉で書く
職務経歴書を書くときは、以下のポイントに気をつけて書くようにしましょう。
企業があなたの職務経歴書を読んで、この経験やスキルがあるのなら、活躍してくれそうだという印象を与えられるように書く必要があります。
そのため、業務内容もより具体的に書かなければなりません。
また、企業の担当者に伝えやすいように「改行や箇条書きを入れて読みやすくする」「専門用語などは噛み砕いて書く」といったことも重要です。
筆者は飲食の前は清掃業界で接客業をやっており、飲食業界に転職をする際に以下のように書きました。
【職務経歴書の書き方例】
20●年●月〜20●年●月 XX株式会社
事業内容:清掃業
売上高:●円
従業員数:●名
雇用形態:正社員
20●年●月〜20●年●月 XX支店【業務内容】
- 個人宅のキッチン・浴槽・トイレなどの水回りやエアコンの清掃
- 企業の床清掃やワックス掛けの業務(個人・法人合わせて1日2件〜3件)
- 新人の教育
- アルバイトさんへの研修実施
- アルバイトさんのシフト管理
- 清掃用具の設置場所の配置換え
【主な実績】
- 顧客満足アンケート部門第1位を複数獲得
- 社内で働くアルバイトさんの満足度向上
【課題を解決するために行ったこと】
①社内のアルバイトさんと社員さんの仲が悪かったため、自分が両者の言い分を聞き、丸く収めました。両者の言い分を聞くときは、お互いを刺激せず、またそれぞれの言い分に良い点もあることを、噛み砕いて説明するようにしました。
その結果、アルバイトさんの不満を解消することができ、社員とアルバイトさんの仲がよくなったのです。
②お客様に依頼された場所の掃除だけでなく、特に気になった部分や他にお困りのことがないか聞きました。
その結果、その場で追加での注文をいただいたり、会話をすることで高い評価を得られるようになりました。
また清掃日の数日後にアンケートを送付していますが、アンケートの満足度も前年比20%上昇しました。
飲食業界へ転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェント
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飲食業界への転職についてのQ&A
飲食業界への転職を考えている人のよくある疑問について回答します。ぜひ参考にしてみてください。
飲食業界で数年働いてから異業種への転職も可能なの?
飲食から飲食への転職で高収入を得る方法はあるの?
店長職として実績を残したり、バックオフィスでの経験を買われないと高収入を得るのは難しいかもしれません。
できればエリアマネージャーや本社勤務での経験があれば、転職で年収アップを狙えるでしょう。
飲食店の店長を務めて、他の業界への転職するときはどんなアピールをすればいい?
面接官には、飲食店でやってきたことを転職先でも活かすことができる点をアピールすることが重要です。
そのため、
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30代や40代でも未経験で飲食業界への転職は可能なの?
飲食業界は30代や40代で未経験でも働くことは可能です。
ただし「体力的に厳しいのでは?」という印象を持たれやすいため、同じ飲食でも理解を示してくれる会社に転職することが必要です。
飲食の転職をする際は調理師や英語の資格があると有利?
個人経営のお店では、調理師の資格は必須です。
一方、チェーン店を運営する会社の場合は、マニュアルや研修体制が整っていることが多いので、調理師免許がなくても不利にはなりません。
また外国人が多く来店する個人経営のようなお店では、英語ができれば重宝される可能性はあります。
飲食業界への転職事情まとめ
- 飲食業界はやりがいも多いが大変なことも多い
- 飲食業界への転職は未経験でも可能
- おすすめの転職エージェントは、リクルートエージェント
飲食業界はやりがいが多いですが、同時に大変なことも多いため、向いている人と向いていない人に分かれます。
そのため、転職をする前に自分が飲食業界に合うのか見極めることが重要です。ただ、未経験からでも十分転職は可能です。
転職サイトや転職エージェントを利用すれば、転職が初めての人でも内定を得ることができます。