
夢だった看護師になって1年目。実際に働いてみると、想像以上の重労働とプレッシャー。あまりの大変さに「転職」が頭をよぎることもあるのではないでしょうか。
しかし、まだ臨床経験1年未満。転職にするにもこんな不安や疑問が湧いてくるのでは?
- そもそも看護師1年目で転職は可能なの?
- 自分は本当に今転職すべきなの?
- 転職や退職ってどう進めれば良いの?
そこでこの記事では、これらの疑問を解決すべく看護師1年目の転職について徹底解説。
この記事を読めば、看護師1年目の自分が転職すべきかどうかがわかります。さらに、転職成功させるコツや円満退職の方法もお伝えしています。
看護師1年目転職を考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。
目次
看護師1年目の100人に7人は退職・転職!その理由は?

日本看護協会が実施した「2019 年 病院看護実態調査」によると、2018年の新卒採用者のうち7.8%が年度末までに退職しているそうです。
つまり、1年目の看護師100人のうち7人は退職・転職しているということです。
※参考:厚生労働省「看護職員の現状と推移」
1年目の看護師に多い転職理由
- 看護学校と臨床現場とのギャップにショックを受ける
- 業務量が多すぎてキャパオーバー
- 命を扱うプレッシャーに耐えられない
- 研修会や学会への参加もあり忙しすぎる
- 人間関係の悩み
- 看護師に向いていないと感じる
1年目の看護師は、看護学校と臨床現場とのギャップにショックを受け離職してしまうケースも多いです。このショック反応を「リアリティ・ショック」といいます。
看護学校でしっかり実習を受けてきたはずなのに、実際に働いてみると全然上手くいかない。
すると「私は能力が低い」「看護師に向いていない」と大きな挫折感を抱えることに。そのまま離職につながってしまうことも少なくありません。
リアリティ・ショックは新人看護師なら誰でも起こりうること。
乗り越えれば、新たな理想の看護師像を確立できるターニングポイントなのです。リアリティ・ショックが原因で離職してしまうのは、もったいないといえます。
看護師1年目でも転職できる!ただしデメリットも把握しておこう

まずお伝えしておきたいのが、看護師1年目でも転職できるということ。「看護師経験1年未満で転職は不可能…」と感じているなら諦める必要はありません。
ただし、経験が少ない分デメリットが多いのも確か。
デメリットを把握した上で転職を決断することをおすすめします。もちろん、デメリットだけではありません。1年目ならではのメリットも併せてご紹介します。
看護師1年目で転職するデメリット4選
デメリット①求人の選択肢が少ない
1つ目のデメリットは、求人の選択肢が少ないこと。
中途採用の求人は、即戦力を求めていることが多いです。即戦力になるには、ある程度の経験値が必要です。
看護師経験が1年未満では、即戦力になるのは難しいといえます。
求人の募集要項にも「臨床経験3年以上」などの制限がある場合も少なくありません。転職先を見つけるまで時間がかかることも覚悟しておいた方が良いでしょう。
デメリット②応募先から「すぐ辞めそう」と懸念される
2つ目のデメリットは、応募先から「うちに来ても、すぐ辞めてしまうのでは…?」と懸念される恐れがあること。そのため、書類審査で不採用になることも多いかもしれません。
「すぐ辞めそう」というイメージを持たせないためには、履歴書や面接時の志望動機が重要です。
デメリット③転職失敗した場合、次が見つかりにくい
3つ目のデメリットは、転職失敗した場合、次が見つかりにくいこと。
転職して実際に働いてみると、また悩みや不満が出てくるかもしれません。すぐにまた転職したくなることもありえます。
しかし、看護師1年目で転職した場合、短期間で再び転職するのは難しいです。
短期間で転職を繰り返すと、臨床経験がなかなか蓄積しません。そのため転職先を見つける際の苦労は続きます。
また、病院側からの「すぐ辞めそう」という印象がより強くなることも考えられます。
デメリット④お礼奉公中だと奨学金返還の可能性がある
4つ目のデメリットは、看護奨学金制度を利用していた場合、返還を求められること。
病院が看護学生に対しお金を貸す「看護奨学金制度」。看護師1年目の中には、奨学金を出してもらった病院で「お礼奉公」をしている場合も多いです。
病院が定める期間「お礼奉公」として勤務すれば、奨学金返済は全額免除されます。しかし、途中で退職してしまうと、返還を求められる可能性が高いです。
お礼奉公は、下記のような規約が定められています。病院によって内容が異なるので、一度規約をチェックしてみましょう。
- 看護資格取得後は、その病院で3年間働くこと
- お礼奉公中に退職する場合は奨学金を即時返還すること
- お礼奉公中に退職した場合、違約金が発生する
※お礼奉公期間、返還額、違約金の有無などの規約は病院によって異なります。
看護1年目で転職メリット4選
つづいては、看護師1年目で転職するメリットをご紹介します。
メリット① 第二新卒の求人を狙える
「第二新卒」とは、新卒1~3年目で転職する人のこと。つまり看護学校を卒業して1~3年目の看護師のことです。
1つ目のメリットは「第二新卒歓迎」の求人を狙えること。
若い看護師を育成したいと考えている病院・施設も多いです。理由は、長期的なキャリア形成を見込めるため。
経験不足でもしっかり育成すれば、自院で長く活躍してくれることも期待できます。
また、経験不足だから指導しやすいという利点もあります。看護師1年目はいわば初心者。クセやこだわりがなく、知識をどんどん吸収しやすい状態です。
そのため、経験豊富な看護師より指導しやすいと考える採用側も多いです。
メリット②引継ぎ業務が少なくスムーズに退職できる
2つ目のメリットは、引き継ぎ業務が少なくスムーズに退職しやすいこと。
看護師1年目では、1人で任されている仕事は少ないです。そのため、引き継ぎ業務がほとんどありません。すんなり辞めやすい時期といえます。
その理由ついては、後ほど紹介する円満退職のコツで詳しく解説します。
メリット③ツライ職場環境から解放される
3つ目のメリットは、ツライ職場環境から解放されること。
- 先輩ナースがこわい…
- 責任の重さに耐えられない…
- ミスが多くて自己嫌悪の日々…
- 夜勤で不規則な生活がしんどい…
などの悩みを抱えていた場合、転職することでツライ日々から抜け出せます。心身が壊れそうなら、早めに職場から離れた方が良いかもしれません。
メリット④新人ナースとして再スタートできる
4つ目のメリットは、新人ナースとして再スタートできること。
看護師1年目のうちに転職すれば、転職先でもしっかり教育・指導を受けられます。2年目以降の転職の場合、多少の経験があることで充分な指導を受けられないかもしれません。
今の職場の教育体制に不安があるなら、1年目のうちに転職してしまうのもアリです。
看護師1年目での退職・転職がおすすめのケースとおすすめしないケース

看護師1年目での転職は可能ですが、前項でお伝えした通りデメリットも多いです。今後のキャリアも考えると、看護師1年目の転職は慎重に考えなくてはいけません。
ここでは看護師1年目での退職・転職がおすすめのケースとおすすめしないケースをご紹介します。
看護師1年目でも退職・転職がおすすめのケース
- 心身の健康に支障をきたしている場合
- イジメやパワハラ、セクハラなどを受けている場合
- 勤務条件・待遇が労働基準法を反している場合
- 病院の方針や看護体制が合わない場合
看護師1年目でも退職・転職をおすすめするのは、本人の力では解決できない悩みがある場合です。例えば、イジメやパワハラを受けている場合、本人に全く落ち度はありません。
また、労働基準法に反した過酷な労働条件も同様です。不当な扱いは、心身を病んでしまう恐れがあります。
手遅れになる前に早めに退職することをおすすめします。また、病院の方針や看護体制が自分の看護観と合っていないなら転職した方が良いかもしれません。
ムリに自分を合わせようとするほど、ストレスを抱え込んでしまいます。
看護師1年目での退職・転職をおすすめしないケース
- 看護師に向いていないのでは…と感じている場合
- 看護師として将来の夢や目標が見えない場合
- 業務のプレッシャーに耐えられない場合
- 業務についていけないと悩んでいる場合
上記のような悩みを理由に、看護師1年目で退職・転職することは、あまりおすすめしません。
続けることで解決していく可能性が高いためです。看護師1年目は「理想と現実」「看護学校と臨床現場」など、さまざまなギャップを乗り越える時期ともいえます。
仕事に慣れていくことで乗り越えられる場合も多いです。
上記のよう悩みを抱えている場合は、同期や先輩看護師に相談しながら、とりあえず1年間は続けてみることをおすすめします。
看護師1年目で転職成功するための7つのコツ
看護師1年目で転職を成功させるためのコツを7つにまとめました。7つすべてを実践するのは難しくても「自分に必要そう」と感じるものだけでもぜひ参考にしてみてください。
転職理由を明確にする
1つ目のコツは転職理由を明確にすること。
転職理由を明確にしないまま闇雲に転職先を探すのはおすすめしません。せっかく転職できても、結局転職前と同じ状況に陥る可能性があるためです。
それでは、またすぐ転職したくなってしまいます。
次の職場で長く続けるためには「現状の何を解決したくて転職するのか」を明確にしてから、求人を探す必要があります。下記の例を参考に考えてみてください。
- 人手不足で指導が足りていなく不安だから、教育制度の整った職場に転職したい
- 人の死に直面するのが耐えられないから、生死に関わらない医療施設に転職したい
- 夜勤で体調を崩してしまったから、日勤のみの職場に転職したい
キャリアプランをしっかり考える
2つ目のコツは、キャリアプランをしっかり考えること。
臨床経験が少ない看護師1年目の転職活動では、経験値をアピールできません。経験値をアピールできない分は、明確なキャリプランによって補うことが可能です。
キャリアプランとは「将来どんな看護師になりたいか」を設定し、逆算しながら計画を立てること。
明確なキャリアプランがあると、志望動機や退職理由に一貫性が出ます。面接や履歴書での一貫性のある回答は採用側に好印象を与えます。
下記の例ほど具体的じゃなくても良いので、ザックリと考えてみてはいかがでしょうか?
将来の目標将来は産婦人科に精通した看護師になる
7年目「母性看護」の専門看護師資格を取得する
5年目「不妊症看護」の認定看護師資格を取得する
1年目~産婦人科での臨床経験を積む
教育制度が整っている病院・施設を選ぶ
3つ目のコツは、教育体制が整っている転職先を探すこと。
まだ看護師として初心者である1年目。教育・指導を受けるのが中心の時期です。転職先は、教育制度が整っていることは必須条件といえます。
教育体制が整っているかを事前に見極めるには、下記のような方法があります。
- 病院・施設のHPで確認する
- 看護師の転職サービスに相談する
- 看護師専用の掲示板で口コミをチェックする
最もおすすめの方法は転職サービスに相談すること。
転職サービスは、病院・施設の教育体制や実際の職場の雰囲気など内情に詳しいです。そのため、教育体制が整っている職場かどうかを事前に確認できます。
>>1年目の看護師におすすめの転職サービスはこちら(記事の後半に移動します)
病院・施設の見学に行く
4つ目のコツは、事前に職場・施設の見学に行くこと。教育・指導を受ける看護師1年目にとって、先輩看護師たちの雰囲気は重要です。
しかし、職場の雰囲気は求人情報だけでは読み取れません。
実際に現場を訪れることで「質問や相談をしやすい職場か」などを感じ取れます。下記は、見学時に見るべきポイントです。ぜひ参考にしてみてください。
- 年齢層(年代が偏っていないか)
- 会話の雰囲気(人間関係は良好そうか)
- 表情(暗い表情をしていないか)
- 見学者への反応(新人を快く受け入れてくれる環境か)
- せわしなさ(人手は充分に足りているか)
志望動機に「前職への不満」を含めない

5つ目のコツは、志望動機に「前職(現職)への不満」を含めないこと。例えば転職理由が「人間関係への悩み」であった場合。
「周りと馴染めなかった」「先輩看護師が恐かった」などは、転職先でも起こりえることです。
採用側から「うちに来ても同じ状況に陥るのでは?」「本人に問題があるのでは?」と不信感を持たれてしまう可能性があります。
志望動機を考える際は、退職理由にフォーカスせず下記2点を軸に考えるようにしましょう。
- 応募先への意欲
- 看護師としてのキャリアプラン

面接でスキル・レベルに嘘をつかない

6つ目のコツは、面接で自身のスキル・レベルに嘘をつかないこと。
看護師1年目の転職活動は、苦戦することも大いに考えられます。不採用が続いたときに気を付けたいのが、スキル・レベルを偽ること。
早く転職先を決めたい焦りから、面接でできないことも「できる」と答えてしまう恐れもあります。
スキル・レベルを偽るのは厳禁です。採用した病院に迷惑をかけるのはもちろん、転職後に自身も苦悩します。不採用が続いても、スキル・レベルは正直に伝えましょう。
経験者や有識者に相談する

7つ目のコツは、経験者や有識者に相談すること。
看護師1年目は、初めての転職である場合がほとんど。「転職活動とはどのように進めるのか」「履歴書・面接はどう対応するのか」など、わからないことだらけだと思います。
1人で転職活動を進めるのは難しいかもしれません。
そこで、転職経験者や転職サービスに相談することをおすすめします。転職の知識を持つ人からの客観的な視点やアドバイスは大変重要です。
1年目の看護師が知っておくべき退職の流れとポイント
看護師1年目は、ほとんどの場合が初めての退職。退職についてわからないことも多いと思います。ここでは、円満退職するための流れとポイントを詳しくご紹介します。
退職の申し出は遅くても1ヵ月前まで

まず、退職の申し出を行います。ポイントは、1ヵ月前までには退職を申し出ることです。
退職者が出ると、病院・施設側は新しい人を採用する必要があります。退職まで1ヵ月を切ってからの申し出では、採用が間に合いません。
採用が間に合わないと、人手不足となり他の看護師にも迷惑をかけてしまいます。
また最悪の場合、退職時期の延長を求められる可能性もあります。希望する時期に確実に退職するためにも、できるだけ早めに申し出るようにしましょう。
労働基準法では2週間前までに申し出れば退職できることになっています。
直属の上司に伝える

退職の申し出で気を付けたいのが、退職を伝える相手。
まず退職意志を伝えるべき相手は、直属の上司です。看護師の場合は、基本的には看護師長に伝えます。理事長や院長ではありません。
ただ、クリニックや介護施設などのように看護師が少人数の場合は、院長や施設長に直接伝えます。
注意点として、上司に話す前に同僚などに退職意志を伝えるのはおすすめしません。
正式に申し出る前に噂で上司の耳に入ってしまうと「私聞いてないんだけど!!」と、悪い印象を与える可能性があります。
引き止めに合わない退職理由を考える

退職を申し出る際は、引き止めに合わない退職理由を事前に考えておく必要があります。
もし、退職理由が「人間関係の悩み」「労働環境への不満」だった場合、正直に伝えると改善策を持ちかけられ引き止められる可能性があります。
退職理由は、改善の余地のない「建前の退職理由」を伝えるようにしましょう。
例えば「○○科での経験を積みたい」「家庭の事情で近所の職場に移る必要がある」など。改善不可能な内容なら引き止めに合わずに済みます。
退職願を提出する

退職日が決定したら「退職届」が必要かどうかを上司に確認しましょう。
口頭でのやり取りだけでも、法的には退職成立は可能です。しかし、病院・施設によっては提出が必要なこともあります。
ちなみに「退職願」「退職届」「辞表」の違いがよくわかっていない場合も多いのでは?3つの違いを下記にまとめました。知識として覚えておくと良いかもしれません。
退職願 | 自己都合で退社する場合に辞意を表する書面 |
退職届 | 会社都合の退社や、退職日が決定した後の書面 |
辞表 | 役職のある人や公務員が退職する際の書面 |
次の項では、看護師1年目におすすめの転職サービス3社をご紹介します。
【初めての転職でも安心】1年目の看護師におすすめの転職サービス3選
マイナビ看護師 | 看護のお仕事 | ジョブメドレー | |
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公開求人数 | ![]() 約4万件 | ![]() 約16万件 | ![]() 約3万件 |
サポートの質 | ![]() 求人紹介 面接設定 選考対策 入職後サポート イベント充実 | ![]() 求人紹介 面接設定 選考対策 退職サポート 入職後サポート | ![]() 求人紹介 面接設定 内定辞退連絡代行 スカウト制度あり 祝い金制度あり |
対応の早さ | ![]() 平日9:30-20:00 土9:30-17:30 | ![]() 平日9:30-21:00 | ![]() 平日9:00‐18:00 |
信頼性 | ![]() 人材サービス最大手 マイナビが運営 | ![]() 12万件以上の 医療機関情報を網羅 | ![]() 医療介護求人の転職サイト として日本最大級 |
利用しやすさ | ![]() 全国22箇所に拠点があるから 地方でも利用しやすい | ![]() 求人数が豊富だから 希望に合った求人を見つけやすい | ![]() 登録しなくても応募可能で 気軽に利用しやすい |
ここでは、1年目の看護師にもおすすめの転職サービス3選をご紹介します。
マイナビ看護師
- 面接サポートが充実している
- 相談会やセミナーが充実しているから、相談しやすい
- 転職業界最大手「マイナビ」の運営だから、安心感がある
- 拠点数が全国22箇所と豊富で、地方のサポートも充実
相談のしやすさからマイナビ看護師を1位に選びました。
マイナビ看護師は、全国各地で相談会やセミナーを開催しています。特に看護師1年目におすすめなのが「はじめて転職相談会」。
転職未経験者向けの相談会なので、転職の知識が全く無い状態でも気軽に相談しに行けます。
応募書類の添削や面接対策などのサポートも充実しているので、1年目の看護師には大変おすすめです。転職業界の老舗「マイナビ」が運営しているので、安心感もあります。
看護のお仕事
- 求人数が業界トップクラスだから、第二新卒歓迎の求人を見つけやすい
- 退職のサポートにも対応している
- 入職後も定期的に連絡をくれるなど、アフターサポートも充実
求人数が業界トップクラスであることから、看護のお仕事を2位に選びました。公開求人数だけでも16万件以上と他を圧倒しています。
求人数が多い分、看護師1年目を受け入れてくれる求人も見つけやすいといえます。
看護のお仕事は、サポート面から見ても大変おすすめです。求人紹介や選考対策のほかに、退職時や転職後のサポートも充実しています。不安の多い看護師1年目の転職でも安心です。
詳細ページ 公式ページ
ジョブメドレー
- 応募先と直接やりとり可能だから、自分のペースで転職活動できる
- 施設側からのスカウト制度があるから、チャンスが広がる
- 転職成功したらお祝い金がもらえる
ジョブメドレーは、基本的に転職者が事業所に直接応募するしくみ。手厚いサポートがプレッシャーに感じてしまうなら、ジョブメドレーは最適といえます。
ジョブメドレーに登録したプロフィールを見た病院・施設側からスカウトがもらえる制度もあります。
看護師1年目であることを前提にスカウトがもらえるので、自力で探すより選択肢の幅が広がります。また、転職に成功すると祝い金をもらえるのもおすすめの理由のひとつです。
看護師1年目の転職に関するQ&A
看護師1年目の転職に関するQ&Aを4つご紹介します。
看護師1年目の看護師の給与相場は?
看護師1年目で退職する場合でもボーナスはもらえるの?
1年目の看護師でもボーナスをもらってからの退職は可能です。その場合、退職の申し出はボーナス支給後がおすすめです。
ボーナスの査定期間は、支給前の半年間。
病院・施設によっては、査定期間中に退職意志を伝えてしまうと減額になる可能性があります。
また、夏のボーナスの支給額はあまり期待できません。
1年目は査定期間の途中にあたる4月入職なので、満額支給されないためです。冬のボーナスをもらってからの退職がおすすめといえます。
看護師1年目で退職する場合、有給休暇はどうなるの?
6ヵ月以上勤務していれば、退職前に有給休暇を消化できます。有給休暇は、下記2つの条件をクリアすれば付与されます。
- 6ヵ月以上継続して勤務していること
- 契約した労働日数の8割以上勤務していること
勤務6ヵ月未満の場合は有給休暇は取得できません。看護師1年目で週5勤務を6ヵ月以上続けているなら、10日間の有給休暇取得できます。
退職日までの有給休暇消化を申し出ましょう。
しかし、人手不足でどうしても有給休暇を消化できないこともあります。その場合は、未消化分を買い上げてもらうよう交渉することも可能です。
看護師1年目で妊娠した場合、退職するしかないの?
看護師1年目で妊娠しても、退職せずに続けることも可能です。
産休は、勤務年数に関係なく誰でも取得できるので問題ありません。産休期間は出産予定日6週間前~出産後8週間です。
しかし、育休取得は「1年以上雇用されていること」が条件になります。
育休取得の申し出は、産後休暇終了の1ヵ月前まで。それまでに雇用期間が1年以上経過していれば、育児休暇も取得可能です。
雇用期間1年未満でも育児休暇取得可能な病院・施設もあるので確認してみましょう。
看護師1年目でもコツを押さえれば転職成功できる!
- 転職理由を明確にする
- キャリアプランをしっかり考える
- 教育制度が整っている病院・施設を選ぶ
- 職場見学・施設見学に行く
- 志望動機に「前職への不満」を含めない
- 面接でスキル・レベルに嘘をつかない
- 経験者や有識者に相談する
リスクも多い看護師1年目での転職。
上記コツを実践すれば成功できる可能性はグンとアップします。職場を変えれば解決できることで悩んでいるなら、転職に向けて動き出してみてはいかがでしょうか?
その際は、転職経験者や転職サービスに相談することが重要です。
もし転職サービスを利用するなら、初めての転職でも利用しやすい「マイナビ看護師」がおすすめです。一度相談してみてはいかがでしょうか?
\転職のプロに無料で相談/ マイナビ看護師の公式HPを見る
例キャリアプランを活かした志望動機
私は将来、産婦人科に精通した看護師になりたいという目標があります。
目標を実現するため、いずれは「不妊症看護」の認定看護師「母性看護」の専門看護師の資格取得も考えております。
そのためにも、教育制度の整った貴院で産婦人科の臨床経験を積みたいと思いました。
将来は貴院で活躍できる産婦人科看護師になりたいと思っております。