経理に転職したい!未経験でも転職を有利に進めるための全知識

少子化や売り手市場によって人材不足が深刻化している企業も少なくありません。

その中で転職市場が比較好調の、経理。経理と言えば事務職のイメージが強く、女性から人気の高い職業の1つです。

しかし

  • 経理って具体的にどういう仕事をするの?
  • 未経験から経理に転職することって可能なの?

といった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、未経験から経理に転職するためのノウハウ全知識をご紹介します!

未経験から経理への転職を考えている方の参考になるかと思いますので、ぜひご一読ください。

【経理への転職を考えている方必見】経理の実態をご紹介!

ここでは、経理の主な業務内容や転職事情などの実態をご紹介します。

事務職のイメージがある経理ですが、具体的にどのような業務をしているのか詳しく見ていきます!

経理とはお金を取り扱う事務作業

経理の主な業務は、お金を取り扱う事務作業です!

企業が生み出す利益や、使っているお金などを把握し管理する必要があります。具体的には以下の業務があります。

経理の主な業務内容
  • 仕訳:お金の動きの記帳
  • 債権・債務管理:相手に支払わなければいけないお金の管理
  • 月次決算:試算表の作成、従業員への給与の支払いなど
  • 年次業務:決算業務
  • 確定申告の処理作業:確定申告に関する処理作業を担当

上記のように、企業のお金に関する業務が多い職業です。そのため、重要なポジションの職業ですし、責任感が必要な仕事だと言えます。

経理と会計と財務の違いについて

経理と似ている仕事として会計と財務があります。

会計とは?
  • 会計は、日々の売り上げや仕入れなどのお金の動きを記録し管理することです。経理は会計の仕事の一部。
財務とは?
  • 財務は、会社の資金を調達する仕事です。銀行に融資交渉をしたり、M&Aをしたりして資金を調達します。

つまり経理は会計業務の一部で、財務は会社の未来のお金を調達する仕事なのです。経理と会計と財務は業務が似ているため、それぞれの業務の違いを把握するようにしましょう。

1月〜2月の時期は経理への転職がしやすい

経理への転職を考えている方は、1〜2月の時期がおすすめです。決算などによって経理業務が忙しくなる時期が近づいているためです。

日本の企業は3月末に決算をする企業が多く、税務申告期限である5月末までに決算業務を完了させなければいけません。

そのため、繁忙期である4〜5月までに人手を確保するため少し手前の1〜2月に経理の求人が増えるのです。

もちろんどの時期で合っても経理の求人は出ているので、どの時期でも求人はありますが、特に1〜2月が転職しやすい時期と覚えておくと良いですよ!

企業は即戦力を求めているため実務経験者は有利

企業としては、即戦力になり得る実務経験者を優遇して採用する傾向にあります。これは経理のみならず、どの業種どの業界であっても同じ傾向にあります。

特に経理はお金に関する専門的な知識や、伝票や請求書を処理するスキルなどが必要になることも即戦力が求められる要因の一つです。

そのため、実務経験があればそれだけで大きなアドバンテージを獲得することが可能です。しかし、未経験であっても十分転職を狙える職業ではあるので、諦めずに応募してみましょう。

30代・40代の年齢に経理への転職を成功させた方が多い

経理への転職についてですが、30代から40代の方の転職成功者が多い傾向にあります。経験を積んで即戦力となり得る人材が多い年代のためです。

実際に管理・士業に特化した転職エージェント「MS Agent」の調べ(※)によると、30代から40代で転職を成功させた人の割合は70%以上となっています。

年齢を重ねると年齢で転職が不利になりやすいですが、経理だと年齢ではなくスキルや経験が重視されていることが確認できますね!

特に英語力や管理職経験がある方だと、より転職を成功させやすくなります。

※参考:MS Agent調べ

未経験から経理への転職は可能!

経理への転職で未経験でも転職が可能か気になっている方も多いかと思います。

結論から述べると、未経験からでも経理への転職は可能です!実際に求人を見ても、未経験OKの求人は多く見つかります

前職で経験したスキルを経理に生かすことで転職を有利にすることもできます。

たとえば営業を経験したことがあるならば、相手に伝えるスキルや資料を作成するスキルなどは経理への転職でもアピール可能です!

また実務経験はなくても、お金の扱いに関する資格などを取得していると更に有利に働きます。取得していると有利に働く資格については後述しますね。

経理への転職を有利に進めるスキル3選

経理への転職を有利に進めるスキル3選
  • 他部署と円滑に関わるスキル
  • Excelの関数で計算業務ができるスキル
  • 日商簿記2級程度の経理スキル

    ここでは、経営の転職を有利に進めるスキルを3つご紹介します。上から順に見ていきましょう。

    他部署と円滑に関わるスキル

    他部署と円滑に関わるコミュニケーションスキルがあると、転職を有利に進めることができます。

    他部署から多種多様なお金に関する書類や情報が行き来するためです。売り上げのデータであったり、設備導入の書類であったり、経費精算のデータであったりとさまざまです。

    多くの書類が行き交うため、書類の記載ミスの指摘や提出書類の催促、経費を削減すべく他部署との協力を仰ぐなどコミュニケーションが不可欠になります。

    スムーズにやりとりをするためにも他部署と円滑に関わるスキルは必要です。

    Excelの関数で計算業務ができるスキル

    経理は、Excelの関数を使って計算業務ができるスキルがあると重宝されます。お金の流れを帳簿につけたり、データを集計したりと日常的に使うスキルのためです。

    関数を利用することで面倒な計算処理をカンタンにできるようになります。経理の事務作業を効率的にこなしていくためには必須のスキルです。

    関数のみならず、データ集計を便利にする「ピポットテーブル」や計算の自動化もできる「ExcelマクロVBA」のスキルを取得していると更に転職で有利です。

    上記スキルを身に付け、他の経理志望者と差をつけることも一つの方法です。

    日商簿記2級程度の経理スキル

    経理についての基礎知識があることをアピールできる、日商簿記2級程度を取得できると転職を有利に進められます。

    経営管理に役立つ知識として企業から最も求められる資格の一つで、日商簿記2級以上の方を歓迎する企業が多くあります。

    日商簿記は、簿記資格の中でも知名度・難易度とともにハイレベルな資格で、簿記資格と言えば日商簿記と言っても過言ではない資格です。

    日商簿記2級程度とは、経理担当者や経理事務員として必要な高校程度の簿記能力を有しており中小企業の簿記に相当するレベルです。

    日商簿記3級だと、評価されにくいため2級の取得を目指すと良いですよ!

    経理への転職を有利に進める資格を3つご紹介!

    経理への転職を有利に進める資格
    • 日商簿記
    • FASS簿記
    • 給与計算実務能力検定

    ここでは、経理への転職を有利に進める資格を3つご紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。

    日商簿記

    日商簿記とは

    日商簿記とは、日本商工会議所や各地の商工会議所が主宰する技能試験のことです。

    経理事務に必要な会計知識や基礎的な経営管理の分析力、経営状況を把握する力などを測ることができます。

    経理担当を目指すならば取得しておきたい資格です。

    日商簿記2級程度の資格を取得しているならば評価されるためです。日商簿記2級に加えて経理の実務経験が2年以上あれば即戦力として判断されやすくなります。

    日商簿記は以下の2つの科目の実力を測れます。

    日商簿記の科目
    • 商業簿記:販売や購買活動などの取引を記録・計算をする技能
    • 工業簿記:企業内部での部門や製品別の資源の記録・計算をする技能

    日商簿記によってお金の仕組みを理解できるため、経理の人はもちろんのことビジネスマンにとっても有益な知識を学べるのです。

    FASS検定

    FASS検定とは

    FASS検定とは、経理・財務の実務スキルを測ることを目的に開発された資格検定です。TOEICのようにスコアによって実務レベルが分かります。

    FASS検定は、経済産業省が定めた「経理・財務サービス・スキルスタンダード」に基づいて作られた資格です。

    簿記検定とは異なりスコアで実務レベルを測ることができるため、最近注目を浴びています。

    また日本CFO協会の調査(※)によると、FASSのスコアと年収、役職には明確な相関関係が認められています

    そのため、スコアで客観的に経理や財務の実務スキルを判断できるFASS検定はおすすめです。

    参考サイト:日本CFO協会:受験者データ

    給与計算実務能力検定

    給与計算実務能力検定

    給与計算実務能力検定とは、給与計算業務に関する知識や遂行能力を判断する検定試験です。

    内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会が認定する資格です。

    給与計算実務能力検定は、どの企業であっても欠かせない給与計算業務を正確に行うための検定試験です。

    給与計算をするために必要な社会保険の仕組みや労働法令、税務に関する幅広い知識を判断できます。

    企業の給与計算業務は、社会保険料の支払いや所得税を治めるなど間違いが許されない業務です。正しく給与計算ができる人材であると、経理としてアピールできますよ!

    経理を目指す方が転職活動で意識すべき2つのポイント

    ここでは、経理を目指す方が転職活動で意識すべき2つのポイントをご紹介します。ポイントを意識し経理への内定を勝ち取りましょう!

    業務をしっかりと把握する

    業務をしっかりと把握することは転職活動において非常に重要です。

    自己PRや志望動機の内容の質が向上しますし、入社後の業務のギャップが低減できるためです。

    実は経理と一口にいっても、企業規模や業種によって業務範囲や役割が大きく異なります。経理を担当しつつ、財務や会計もこなさなければいけない場合もあります。

    そのため採用されるには、その企業でどのような業務を遂行することを求められているのかを把握することが重要なのです。

    希望している企業のニーズに合うよう、自分をアピールすると好感を持たれやすくなりますよ!

    転職エージェントや転職サイトを上手く利用する

    転職エージェントや転職サイトを上手く利用することで転職成功率を向上することができます。

    転職エージェントとは

    転職エージェントとは、専門のエージェントがあなたの要望(勤務地や年収、働き方)をヒアリングし、適切な企業を探してくれるサービスです。

    転職サイトとは

    転職サイトとは、多くの転職求人を掲載しているサイトです。自分の条件に合った企業を自分で選ぶことができます。

    転職サイトと転職エージェントで大きく異なるのは、専門のコンサルタントの有無です。

    退職前に次の仕事を決めたいが、なかなか企業を探すための時間を作れない方におすすめなのが転職エージェントです。

    自分のペースで求人を探したい方は、転職サイトの利用がおすすめになります。自分の状況によって適切に使い分け、効率的に転職活動をしてください。

    経理に転職する際の志望動機の書き方と例文

    苦労するであろう経理に転職する際の志望動機の書き方と例文をご紹介します。ここでご紹介する内容を参考にし、選考を突破する志望動機を書き上げましょう!

    経理に転職する際の志望動機の書き方3つのポイント

    経理に転職する際の志望動機の書き方3つのポイント
    1. なぜ経理を選んだのかを明確にする
    2. なぜその企業でなければいけないのかを明確にする
    3. その企業であなたがどのように貢献できるのかを明確にする

    志望動機を書くポイントとしては、理由を具体的にすることです。志望動機は、企業の理解度やあなたのキャリアビジョンを判断できるポイントになります。

    なぜ経理になのか、その企業なのか、どんな貢献ができるのか「なぜ?」と自問自答し理由を明確にすることが重要です。

    企業への理解度を高め、どのような人材を求めているかを把握し、その人材に沿うように考えると志望動機の内容の質が更に向上します。

    志望動機を考えるのは時間がかかり簡単な作業ではないため、時間をかけしっかり言語化すると良いですよ!

    経理に転職する際の志望動機例

    ここでは、経理に転職する際の志望動機の例をタイプ別に2つご紹介します。

    経理未経験者の志望動機

    現職の病院の事業縮小に伴い、経理スタッフが企業経営で重要な役割を担っていることを知り、経営部門で働きたいと思いました。

    日商簿記2級を取得したのを機に、実際に会社の経営状況を把握できる経理の仕事に携わりたいと思い、未経験でも将来的に決算実務などを目指せる貴社を志望しました。

    「調整力」が重要とされる経理部門で、前職の介護スタッフとして培ったコミュニケーション能力を活かして各関係部署との調整や交渉を行いながら、将来的に経営基盤強化に貢献していける人材になりたいと思っております。

    経理経験者の志望動機

    現職では、債権債務・会計処理をひと通り理解し、月次決算を一人で行っていました。

    その過程で経理マニュアルや按分自動計算シート等を作成し、属人的でない経理業務を確立していきました。

    今後経理としてさらに業務の幅を広げていきたいと思い、一部上場企業である貴社を志望しました。

    業務の円滑化・効率化を意識しアイディアが浮かんでは試みる積極性を活かして、御社が重要視する「主体性」のある人材として貢献していきたいと思っております。

    志望動機を考える際の参考にしていただければと思います!

    経理を目指す人におすすめの転職エージェント・サイト3選

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    項目名 マイナビエージェント 経理転職.com MS Agent
    求人数
    907件
    ※公開求人385件
    ※非公開求人522件

    1,863件
    ※公開求人579件
    ※非公開求人1284件

    1,237件
    転職サポート
    業界・職種別の専任制の
    チームを編成している

    転職スタイルを
    選べる

    キャリア診断
    応募書類の作成サポート
    面接対策
    をしてくれる
    特徴
    • 業界・職種別の専任制の
      チームを編成している
    • 企業の担当とアドバイザーが別
    • 経理に特化した転職サイト
    • 求人数が豊富
    • 士業特化型転職エージェント
    • 転職サポートが手厚い

    ここでは、経理を目指す人におすすめの転職エージェント・サイトを3つご紹介します。

    マイナビエージェント

    マイナビエージェントをおすすめできる方
    • あなたに最適な求人を探したい方
    • 転職活動にあまり慣れていない方
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    MS Agentは、経理や人事などの管理部門と士業に特化した転職エージェントです。

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    MS Agentのサポート内容
    • おすすめのキャリアが分かるキャリア診断ができる
    • 応募書類の作成サポート
    • 転職のプロによる面接対策
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    多くのサポートが受けられるので、経験が浅い方からベテランの方まで多種多様な方が利用している転職サイトです。

    求人数も多いので、経理への転職を考えている方は利用を検討することをおすすめします。

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    自身のスキルを生かして経理への転職を有利に進めよう!

    経理への転職を有利にする3つのスキル
    • 他部署と円滑に関わるスキル
    • Excelの関数で計算業務ができるスキル
    • 日商簿記2級程度の経理スキル

      この記事では、未経験から経理に転職するためのノウハウ全知識をご紹介しました!

      経理は企業のお金の流れを記帳したり、管理したりお金を把握する職業です。専門的な知識が必要な職ではありますが、特に資格がなくても業務をすることは可能です。

      上記に挙げたスキルを生かし、専門知識の乏しさをカバーして転職を有利に進めてください!