
- 歯科医師ってけっこうキツイ…。
- 辞めたいけど、どうやって転職したらいいんだろ?
- 医師免許を生かせる転職先、あったらいいんだけどな。
このように悩んではいませんか?
歯科医師は口腔内の治療を静かに施すイメージもありますが、実は精神的にツライ場面が多い仕事。
ときには「辞めたい!」って考えても、おかしくないと思うんです。
この記事では「歯科医師が転職を考える理由」「資格を生かした転職先」「転職を成功させるポイント」などをまとめました。
今の状況に満足できなくて転職するべきか悩んでいるのであれば、悩みを解決する手がかりが見つかるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
歯科医師が転職を考えるよくある9つの理由
- 残業が多い
- 給料が低い
- 患者とトラブルにあった
- スタッフと揉めた
- ドクターと衝突した
- 開業に失敗した
- 治療方針が合わなかった
- 勤務先が閉院することになった
- 患者のニーズと学んだことが合わなかった
歯科医師が転職を考える理由は、上記のようにいろいろあります。
少なくとも私が出会った歯科医師の8~9割は「一度は辞めたいと思ったことがある」と口にしていました。
たとえば治療中にタービンで作業していれば、口腔内の唾液や補綴物が飛んでくることもあります。
新人のころは、年配の患者さんにデンチャーを素手で手渡され驚いたことも!また口腔内に触れるだけに、ヘルペスや肝炎などの感染症対策にも神経を使います。
ただ「どうしても前向きに取り組めない」と、悩んでしまう同僚をこれまでに何人か見てきたのも事実です。
ではこのように歯科医師を辞めたいと考えたとき、どのように対処すればいいのでしょうか?
歯科医師が転職を考えたときの3つの対処方法
ここで歯科医師が転職を考えたときの対処法を、3つお伝えしていきます。
現状を改善する
ますひとつ目に、現状を改善する方法について考えてみましょう。
転職したい理由によっては、そのまま勤務しながらやりがいを取り戻すこともできるからです。
たとえば、スタッフと行き違いが起きた場合、話し合いによって解決できる場合もあります。
いつの間にか遠慮がなくなってしまい、お互いに周囲が身構えるようなストレートな伝え方をするようになっていたんです。
見かねた他のドクターに指摘されて、私はスタッフと話し合いをしました。
最後には信頼関係を取り戻せたので、あのとき気がつけてよかったと思っています!
ただ労働環境など改善できないこともあるので、見切りをつけるべきかについて見極めが難しいところではあります。
ですが改善できると思えるなら、先輩医師に相談してみるなどして、問題と向き合ってみてるのもひとつですよ。
他のクリニックへ転院する
2つ目に、他のクリニックへ転院を考えてみる方法があります。
たとえば、勤務先の院長と治療方針が合わない場合、勤務医の立場で治療方針を変更することが難しいケースがあります。
もちろん従業員の意見に耳を傾けてくる先生は、たくさんいました。ですが、曲げられない信念を持っている先生もいらっしゃるんですよね。
この場合に自分の理想とする医療を目指している先生を探して、転職を成功させた知人はいます。
納得して仕事に取り組めれば、やりがいを感じられるだけでなく患者によろこんでもらいやすくなります。
医療にはいろいろ理想があるものと考えて、自分に合う勤務先を探してみましょう!
歯科医師以外に転職する
最後に、医師以外に転職する選択肢があります。
医科に合格しなかったから、家業を継ぐ必要があったからという理由で歯科を目指したと話す先生は、決して少なくはありませんでした。
それでも努力し歯科医師の道を選んだけれど「やっぱり自分には合わないかも」と悩むことはあると思います。
いろいろな事情を考えると、歯科医師を辞める選択は簡単ではありません。ですが人生は長いので、自分にとってベストな選択をしたいのが本音ではないでしょうか。
そこで次では、資格を活かした転職先について紹介していきます。
歯科医師の資格を活かした転職先5選
- 大学や専門学校などの教員になり、歯科医師・歯科衛生士などの育成に関わる
- 歯科メーカーの開発部門などで、歯科関連製品の研究・開発をする
- 製薬会社で、研究員として勤務する
- 企業や専門機関で、歯科再生医療に携わる
- 厚生労働省や地方自治体など役所で、保険医療行政に携わる
歯科医師の資格を活かした転職先は、大学から一般企業までさまざまです。
臨床の現場とは違い患者に関わる時間は減りますが、多方面で活躍できるチャンスはあります。
私の知り合いの先生は、歯科医師として経験を活かすため、県議会議員を目指しました。
もし臨床の現場が合わないと感じているのなら、自分がより活躍できる分野を探してみるのはおすすめです!
とはいえ転職活動をスタートさせるにあたって、不安はあると思います。そこで次では、転職を成功させるためのポイントを解説していきますね!
歯科医師が転職を成功させる4つのポイント
「転職が成功するポイントってなんなの?」
こんな疑問はあると思います。そこで歯科医師が転職を成功させるための4つのポイントをお伝えしますね!
キャリアプランを考える
まずは、キャリアプランを考えてみましょう!
自分が将来的にどうしたいのかを考えることで、転職先の候補が明確になってきます。
ですが現場を経験した今だからこそ、あらためて目標を考えなおすいい機会になると思います。
たとえば保険診療と審美系の自費診療では、どちらに力を入れたいのか?それとも歯科医師として、臨床以外で活躍してみたいのか?
自分がこれから力を入れて行きたい分野について、一度、よく考えてみましょう!
たくさんの求人情報を見る
たくさんの求人情報を見てみると、転職先にはいろいろな候補があることに気がつけます。
自分の理想とする勤務先が形になって見えてくるので「こんな仕事がしたい!」という目標が見つけやすくなるんです。
歯科医師の間で「歯医者さんはコンビニより多い」と話題になったことはありませんか?
厚生労働省によると、歯科診療所の数は68,479施設(※1)あります(令和元年11月時点)。
令和2年6月時点でコンビニエンスストアが57,782店舗(※2)あるので、歯科診療所の方が1万件以上も多いんです。
つまり、多くの求人情報を集めれば比較できるため、自分の希望する条件での転職が叶いやすくなるんです。
(※1)参考:厚生労働省 医療施設動態調査
(※2)参考:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストア 統計データ
転職先の情報を集める
転職先の情報を少しでも多く集めることは大切です。給料や残業手当などの待遇は、もちろん確認したいところ。
ですが、治療方針やスタッフの雰囲気なども事前に把握できれば、転職後に「なんか違う…」と後悔しにくくなります。
あるとき、地元の先輩医師に熱心に誘われて転院したんです。ところがいざ勤務してみると、保険診療が中心のクリニックだったことが判明。
聞いていた話と違ったため「どう力を注いでいいのかわからなくなってしまった」と悩みを打ち明けられたことがあります。
知り合いから紹介されたクリニックだと、尋ねにくいことはあるかもしれません。
ですが思い込みで後悔しないためにも、転職先については正確な情報を少しでも多く集めておきましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用する方法もおすすめです。
転職プロによるサポートが受けられるため、自分の強み・弱みをはっきりさせてから転職活動を進められます。
結果的に理想とのミスマッチが起こりにくなり、転職の成功に近づくんです。
とはいえ、転職エージェントはたくさんあるので、どこを利用すればいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで次では、おすすめの転職エージェントを目的別に紹介していきます!
【目的別】歯科医師におすすめの転職エージェント
もしすでに目的が決まっているのであれば、気になるところだけでも参考にしてくださいね。
転院したいとき
サービス名 | 求人数 | サポートの質 | サービスの特徴 |
---|---|---|---|
ファーストナビ歯科医師![]() | ![]() 約6,000件 | ![]() 専門エージェント による フルサポート体制 | ![]() 年間数千人の サポートを 行っている |
ジョブメドレー![]() | ![]() 約3,500件 | ![]() エージェントの質に 差がある | ![]() LINEで気軽に 相談OK |
ドクター104![]() | ![]() 約2,800件 | ![]() 対応が スピーティー | ![]() 求人の質が 高い |
転院したいときにおすすめなのは、ファーストナビ歯科医師です。
上の表にある通り扱っている求人数が他社の2倍近くと圧倒的に多いため、多くの転職先と比較できます。
また年間に数千人のサポートを行っている実績も、心強いポイント。
経験を積んだ専門エージェントがヒアリングから面接・見学の日程調整や条件交渉まで代行してくれます。
開業資金を貯めたいとき
サービス名 | 求人数 | サポートの質 | サービスの特徴 |
---|---|---|---|
e-dentist![]() | ![]() 約1,000件 | ![]() ヒアリングが丁寧 | ![]() 高給案件が 500件以上 |
グッピー![]() | ![]() 約2,700件 | ![]() 適性診断ができる | ![]() 年収800万円~ が280件以上 |
シカカラDr![]() | ![]() 約2,500件 | ![]() 交渉力が高い | ![]() 年収900万円あり |
勤務医から開業医へ転身するため、開業資金を貯めたい場合におすすめなのがe-dentist。
「高級待遇」とされる検索項目では、月収60~90万円やスキル応じて給与アップする求人情報が500件以上あります。
入職まで専任の担当者がサポートを行うので「伝えたはずの希望が把握されていない!」という行き違いが起こりにくい点も安心できます。
専任の担当者さんがついてくれるのであれば、最初に希望を伝えるだけで把握してもらえるので相談しやすいですよ!
閉院したいとき
サービス名 | 求人数 | サポートの質 | 分院長クラスの求人数 |
---|---|---|---|
シカカラDr![]() | ![]() 約2,500件 | ![]() 交渉力が高い | ![]() 349件 |
ドクター104![]() | ![]() 約2,800件 | ![]() 対応が スピーティー | ![]() 280件 |
e-dentist![]() | ![]() 約1,000件 | ![]() コンサルタントが 面接に同行 | ![]() 277件中 |
閉院したい医師には、シカカラDrが人気です。分院長クラスの求人情報が多く、スキルに応じた収入が期待できるからです。
また、担当者の交渉力が高いのも人気の理由。これまでの経験を活かせる転職先が見つけやすいだけでなく、希望の条件での転職が叶いやすいんです。
そんなときに交渉力の高い担当者のサポートがあると、日程調整などスムーズに転職活動が進められるんです。
生活に必要な収入が途絶えにくくなるので、少しでも心配ごとを減らしたい場合におすすめです。
医師以外に転職したいとき
サービス名 | 求人数 | 求人の質 | サポートの内容 |
---|---|---|---|
リクルートエージェント![]() | ![]() 約15万件 | ![]() 大手企業を含めた 求人が多数 | ![]() 添削・面接対策や 独自の業界情報提供 あり |
リクナビNEXT![]() | ![]() 約4万2,000件 | ![]() 大手・優良企業が 多数あり | ![]() グッドポイント診断や スカウトメールあり |
リブズキャリア![]() | ![]() 約2,000件 | ![]() 働きやすい求人 が多数あり | ![]() 女性ならではの 悩みをサポート |
歯科医師以外に転職したい場合に人気なのがリクルートエージェント。
扱っている求人件数が15万件というズバ抜けた情報量があり、豊富な選択肢から転職先を選べます。
多様な社風をかかげる大手企業からの求人情報もあるため、医師経験を高く評価してくれる案件に出会えることもあります。
こう悩んでいるのであれば、情報量の多い転職エージェントで需要があるのかまず相談してみるのもおすすめですよ!
歯科医師が転職するなら転職エージェントがおすすめ!
- 転職のプロによるヒアリングで、自分の強みがわかるから
- 忙しくても、効率的に転職活動が進められるから
- 日程調整や条件交渉などを代行してくれて、希望が叶いやすいから
スムーズな転職活動を行う場合、転職エージェントの利用は効果的です。
忙しかったり交渉が苦手であったりしても、転職のプロがサポートしてくれるため心強くなります。
ですが「条件交渉が出来なくて希望通りにならなかったうえ、義理があるから簡単に辞められない…」と悩む知人医師を何人か見ているのも事実なんです。
せっかく転職を決意するなら、希望を叶えたいもの。生き生きと仕事に取り組めるように、自分にとってベストな方法で転職活動をすすめてくださいね。
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