
「ボーナスをもらってから転職したい!」と思う一方で、
- ボーナスで損をしたくない
- ボーナスをもらってから退職するベストなタイミングは?
- 現職と転職先、両方からボーナスをもらうことは可能なのか?
と悩んでいませんか?
そこで今回はボーナス支給後の転職について調べ尽くした私が「ボーナス支給後に転職するベストなスケジュール」から「おすすめの転職エージェント」まで紹介します。
目次
転職によるボーナス減額を防ぐには支給月と退職届の提出月を合わせる!
転職によるボーナス減額を防ぐには「支給月」と「退職届の提出月」を合わせてみましょう。
【夏季ボーナスの場合】
- 5月:内定
- 6月:現職ボーナス支給・退職届提出
- 8月:引継ぎ・退職
- 9月:転職先入社
- 12月:転職先ボーナス支給
【冬季ボーナスの場合】
- 11月:内定
- 12月:現職ボーナス支給・退職届提出
- 1月:引継ぎ・退職
- 2月:退職先入社
- 6月:転職先ボーナス支給
以上のように、ボーナスを満額もらってから退職するには応募から内定、転職先への入社にかかる期間を逆算して、スケジュールを立てることが大切です。
転職前に現職のボーナス支給規定を確認すべき3つの理由
- 賞与算定期間がいつからなのかは会社によって異なるため
- ボーナス支給時に在籍していないと支給されないことがあるため
- ボーナスは業績・貢献度だけでは支給額は決まらないため
ボーナスを支給後に転職するには、きちんと支給規定を確認する必要があります。
きちんと調べておかないと「賞与が減っている…。」「賞与の支給資格がない?」など後悔を招くかもしれません…。
そこでここでは、転職前に現職のボーナス支給規定を確認すべき理由を3つ紹介します。
賞与算定期間がいつからなのかは会社によって異なるため
賞与算定期間がいつからなのかは会社によって異なります。
賞与受給前に退職の旨を伝えると、賞与が減るかもしれません。だから、転職前に現職のボーナス支給規定を確認すべきなんです。
賞与の支給額を決めるための評価をする期間。夏季賞与(6月支給)の場合は前年10〜3月、冬期(12月支給)の場合は4〜9月の企業が多い。
基本的には賞与算定期間は、賞与支給前の半年間が対象になります。ただですね。企業によっては、3ヶ月ごとに査定を行う企業もあるので注意しましょう。
そのため、現職の賞与算定期間はボーナス支給規定で調べておくことをおすすめします。
ボーナス支給時に在籍していないと支給されないことがあるため
転職前に現職のボーナス支給規定を確認すべき理由の2つ目は、ボーナス支給時に在籍していないと支給されないことがあるためです。
ボーナス支給規定には以下のように記載されている場合があります。
- 賞与は支給日時点で在籍している者に対して支給する。
- 賞与は〇月〇日時点で在籍している者に対して支給する。
つまり、夏季ボーナスの支給日が6月30日だった場合、その日まで在籍していない社員にはボーナスを支払いません。
また「支給日の1ヶ月前に在籍していること」を条件にしている会社もあります。
そのため、賞与の支給には「在籍が条件になっているか」どうかをボーナス支給規定で確認しておきましょう!
ボーナスは業績・貢献度の評価だけでは支給額が決まらないため
転職前に現職のボーナス支給規定を確認すべき理由の3つ目は、ボーナスは業績・貢献度の評価だけでは支給額が決まらないためです。
- 過去の労働の対価・貢献度に対する評価
- 利益の分配
- 将来性の評価・労働意欲の向上
例えば、将来的に会社を担っていく若手社員の場合、会社からの期待値込みの賞与額になります。一方、退職する社員には将来性がなく、意欲を向上させる必要がありません。
賞与の支給時点で退職が決定していると、賞与を減額される可能性があります。
そのため、ボーナス支給規定で賞与支給日を確認し、賞与をもらってから退職交渉をしましょう。
ボーナスをもらいつつ円満に転職するための5つのポイント!
- 退職届けを出すタイミングは賞与支給日の2週間後がベター
- 最低でも1ヶ月以上は引継ぎ期間を取る
- タイミングによっては現職or転職先のボーナスを諦める
- ボーナス支給を最優先にしてはいけない
- 転職検討中ならエージェントを利用する
ここまでで、
- ボーナス減額を防ぐなら支給月と退職届の提出月を合わせる
- 現職のボーナス支給規定を確認しておくべき
ということがわかりました。ここではいよいよ、ボーナスをもらいつつ円満に転職するためのポイントを5つ紹介します。
ただ、ここの内容を意識すれば、誰でもきっと印象良く現職を退職+転職成功できますよ!
退職届けを出すタイミングは賞与支給日の2週間後がベター
ボーナスをもらいつつ円満に転職するためには、退職届を出すタイミングを賞与支給日の2週間後にしましょう。
経営者の判断によって賞与支給額が決められる場合は、支給日前に退職交渉をすることで支給額が減る場合があるためです。
賞与の支給額は本人の業績への貢献具合や会社の経営状態も加味されます。そのため、支給が減少した原因が退職にあると断定できず、抗議できません。
そのため、減額されることを防ぐためにボーナス支給後、2週間程度経ってから退職届を提出しましょう。
最低でも1ヶ月以上は引継ぎ期間を取る
ボーナスをもらいつつ円満に転職するためには、最低でも1ヶ月以上は引継ぎ期間を取ることです。十分な引継ぎ期間を取らないと、現職の社員に迷惑がかかるためです。
例えば、賞与の支給直後に転職すると「恩知らず」「ボーナスのもらい逃げ」と悪い印象を抱く人も一定数いるんです…。
現職が転職先と同業他社であったり、取引先になったりするなど今後も業務で関わる可能性があります。そのため、できるだけ円満退社しましょう。
タイミングによっては現職or転職先のボーナスを諦める
ボーナスをもらいつつ円満に転職するためには、タイミングによっては現職or転職先のボーナスを諦めることも重要です。
一般的に試用期間中は賞与算定期間に含まれないためです。現職のラスト賞与と転職先の初賞与を両方ゲットするのは難しいかもしれません…。
そのため、以下のように現職と転職先のボーナスのどちらかを優先してみてくださいね。
- 現職を優先する場合:現職ボーナス支給後、退職届提出を提出する。
- 転職先を優先する場合:早めに転職先に入社する。転職先の賞与算定期間を長くして、多めにボーナスを受け取る。
ボーナス支給を最優先にしてはいけない
ボーナスをもらいつつ円満に転職するためには、ボーナス支給を最優先にしてはいけません。賞与の支給直後の6月〜8月は退職者数に比例して、求人数が増えるためです。
そこで10月入社を狙うのをおすすめします。
- 新規プロジェクトの人員補充を目的とした求人が多い。
- 管理職など穴が空いてしまったポジションを埋めるために、優秀な人材を募集している。つまり、キャリアアップできる可能性がある。
- 同じ求人が増える4月入社は新卒が入ってくるので、中途採用者のフォローが手薄になる。一方、10月入社は受け入れ体制がきちんとしている。
キャリアアップ狙いor未経験職種の一からのスタートでも有利になりやすいんです。そのため、賞与支給に固執せず、興味のある求人があれば積極的に応募しましょう。
転職検討中ならエージェントを利用する
転職検討中ならエージェントを利用するのをおすすめします。
- 業界・業種問わず求人数が豊富
- 転職のプロであるキャリアアドバイザーからのサポートが受けられる
- 推薦状により選考で有利になる
転職エージェントでは、あなたの市場価値によって様々な業界・職種のベンチャーや中小企業から大手企業まで求人を紹介してもらえます。
キャリアアドバイザーは転職のプロです。面談では自分では気づかなかった強みや仕事の適性を見つけてくれます。そのため、転職相談だけでもしてみる価値はありますね。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
アドバイザーは業界・企業の内部事情に詳しいんです。企業のデメリットも教えてもらえるので、ミスマッチを起こす可能性がグッと下がります。
転職を検討中ならエージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
おすすめの転職エージェント3選!
エージェント名 | 求人数 | サポートの質 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
リクルートエージェント![]() | ![]() 約10万7,000件 +非公開求人 | ![]() 知識・実績豊富な アドバイザーが多い | ![]() |
ビズリーチ![]() | ![]() 約9万6,000件 +非公開求人 | ![]() ヘッドハンターのスカウトにより 効率的に転職できる | ![]() |
マイナビエージェント![]() | ![]() 約2万1,000件 +非公開求人 | ![]() 第二新卒・20代の 転職ノウハウが豊富 | ![]() |
このように、転職エージェントはそれぞれ求人数やサポート内容が異なります。
これだけ見ると、どれを選ぶべきか分かりにくいと思います。そこでここからは、上記のデータをもとに、おすすめの転職エージェントを見ていきましょう!
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界トップクラスの求人数を誇ります。未経験からハイクラス求人まで幅広く揃っているので、どんなキャリア・年齢層の人でも利用可能です。
企業とのつながりもあり、入社前に知りにくい賞与についても詳しく情報をゲットできます。
もちろん、賞与以外にも福利厚生や労働時間など企業の内部情報も教えてくれますよ!
転職を検討したいけど、
- どんなエージェントを使えば良いか分からない
- 企業の内部事情について詳しく知りたい
という場合は、まずはリクルートエージェントに登録して面談で相談してみてはいかがでしょうか。
ビズリーチ
ビズリーチでは年収600万円以上のハイクラス向けの求人を扱っています。優良企業への転職や、管理職待遇などキャリアアップを目指している人におすすめ。
また、スカウトメールによって、自分を求めている企業の傾向を知れます。市場価値の判断にも利用できるので、登録しておいて損はないエージェントですよ!
マイナビエージェント
マイナビエージェントは第二新卒・20代向けのエージェントです。特に第二新卒の転職ノウハウが豊富なので、新卒1〜3年目でも転職成功が期待できます。
そのため、同業他社or異業種への転職、それぞれのレベルに合ったサポートが可能です。
第二新卒や20代で転職を検討しているなら、試しに利用してみることをおすすめします!
転職のボーナスに関するQ&A
ここでは転職のボーナスに関するQ&Aをまとめました。気になったところがあれば、確認してみてくださいね!
転職先で初年度のうちにボーナスは支給される?
初年度でも転職先でボーナスが支給される場合は多いですね。
リクナビNEXTの「転職して1年目にボーナスは支給されたか?」という質問への回答は以下の通りでした。
- はい(支給された):83.8%
- いいえ(支給されなかった):14.1%
- 答えたくない:2.1%
8割以上の企業が転職初年度から賞与を支給しています。しかし、賞与の支給額は「賞与算定期間に在籍していたかどうか」で決まります。
例えば、4月入社の場合は前年の10〜3月に在籍していないので支給されないかもしれません。
ただですね。寸志(すんし)程度の額はもらえる可能性があります。
そのため、転職先で満額の賞与がほしい場合は入社時期を考えて転職する必要がありますね。
ボーナス支給なしの会社もある?
ボーナスの支給がない企業も存在します。法律上、企業にボーナスの支払い義務はないためです。つまり、給与のように未払いで問題になることはありません。
ただですね。就業規則や労働契約書などで賞与を支給する旨を明記している場合、支払い義務が発生します!
そのため、現職の賞与について詳しく知りたい場合は、就業規則や給与規定をチェックしてみてくださいね。
- 賞与の有無(「業績に応じる」旨が記載されている場合は業績が悪化すると、賞与を支払う義務がなくなる。)
- 支給回数
- 支給時期
- 賞与算定期間
- 計算の指標
転職先への入社は支給後まで伸ばせる?
転職先の企業が入社を待つ期間は最大3ヶ月です。事実、ワークポートの調査によると、55%の企業が内定から入社まで「2〜3ヶ月待つ」と答えています。
ただですね。入社日を先延ばしにする提案はおすすめできません…。
- 入社希望日が合わず、転職の機会を逃す。
- 入社希望日を伸ばしすぎると入社意欲を疑われ、印象が悪くなる。
そのため、ボーナス支給後に転職するなら、スムーズに入社できるようなスケジュールを立てておきましょう。
ボーナスで損しないためのノウハウまとめ
- ボーナス減額を防ぐなら賞与が支給されてから退職届けを出す
- 現職のボーナス支給規定を確認しておくべき
- 転職を検討している場合はエージェントの利用がおすすめ
賞与の減額を防ぎつつ、転職するなら賞与支給日の2週間後に退職交渉をしましょう。支給日の前に退職交渉をすると、賞与額が減ってしまう可能性もあるためです。
また、ボーナス賞与規定をきちんと確認しておかないと、知らぬ間に「賞与の支給資格を失っている」かもしれません。そのため、事前の確認が必要ですね。
以上を踏まえた上で、転職を迷っている場合はエージェントの利用がおすすめです。
- 企業の内部事情に詳しいアドバイザーのサポートを受けたい場合:リクルートエージェント
- キャリアアップしたい場合や高収入の企業へ転職したい場合:ビズリーチ
- 第二新卒・20代で転職を検討している場合:マイナビエージェント
これらの転職エージェントを利用してみてください。
転職を検討している場合、まずは転職エージェントの無料相談だけでも受けてみてはいかがでしょうか。