転職時の健康保険証の切り替え手続き完全ガイド【真似するだけでOK!】

終身雇用制度の崩壊が叫ばれ、もはや当たり前になっていくであろう転職。

転職をすると退職に伴いさまざまな手続きをする必要があり、健康保険証も必要な手続きの一つです。

その際に

  • 転職の際に健康保険証の切り替え手続きってどうするの?
  • 健康保険証を切り替える際の注意点って?

などの疑問を抱えている方もいるかと思います。

この記事では、転職時の健康保険証の切り替え手続きの方法をご紹介します。転職を考えている方は必見の内容になっていますので、ぜひご一読ください!

【状況別】転職する際の健康保険証のおすすめ切り替え手続き

ここでは、転職時の保険の切り替え手続きについてご紹介します。

退職日から次の会社に入社するまでの日数(14日以内であるか15日以上であるか)によって手続きが異なります。

まだ転職をしていない方は手続きの違いをしっかり理解しておくと、退職後にスムーズに手続きができますよ!

【退職から14日以内に次の会社に入社する場合】のおすすめ切り替え手続き2STEP

【退職から14日以内に次の会社に入社する場合】の切り替え手続き2STEP
  1. 退職する際に健康保険証を返却する
  2. 入社後、入社先の健康保険に加入する

詳しく見ていきます!

STEP1:退職する際に健康保険証を返却する

退職する際に健康保険証を会社に返却する必要があります。退職をすれば、翌日からその会社の健康保険証を使用することができないためです。

健康保険証が失効してしまうため。忘れずに返却をしなければいけません。返却を忘れてしまった場合は、後日、郵便や宅配便を利用し返却をしてください。

STEP2:入社後、入社先の健康保険に加入する

健康保険証を返却したら、入社が決定している企業の健康保険に加入し新しい健康保険証を受け取ります

会社での手続きを完了させてから1〜3週間ほどで会社宛に健康保険証が届きます。扶養家族がいる場合は、扶養家族の分も忘れずに受け取ってください。

扶養家族分を受け取る場合は、以下の書類が必要になります。

被扶養者認定に必要な書類
  • 被扶養者異動届
  • 被扶養者状況届
  • 住民票(続柄記載のもの)
  • 収入の有無を証明する書類

しかし認定対象者の区分によって、必要な書類が異なる場合があるので、詳しく知りたい方はSGホールディングスグループ健康保険組合に記載通りの書類をご準備ください。

【退職から次の入社まで15日以上の空白ができる場合】のおすすめ切り替え手続き3STEP

【退職から次の入社まで15日以上の空白ができる場合】の切り替え手続き3STEP
  1. 退職する際に健康保険証を返却する
  2. 転職するまで国民健康保険等に加入する
  3. 入社後、入社先の健康保険に加入する

順に見ていきます。

STEP1:退職する際に健康保険証を返却する

退職する前に健康保険証を返却します。

その会社の健康保険証は、退職した翌日に資格を喪失してしまいます。医療保険はいくつか種類があり、勤務先によって加入する保険が異なることもあります。

転職しても同じ健康保険証を使い続けることはないため、必ず健康保険証を返却するようにしてください!

STEP2:転職するまで国民健康保険等に加入する

次の入社まで退職から15日以上空いてしまう場合は、国民健康保険等に加入する必要があります。

次の転職先が決まっていない退職者や自営業者は、国民健康保険等に加入することをおすすめします。

健康保険(社会保険)と国民健康保険の違いって?

健康保険は会社員が加入する保険で扶養制度もある

国民健康保険は、自営業者無職の人健康保険に加入していない方が加入する保険。保険料は、加入者の収入と自治体の制度によって異なる。

日本では国民皆保険制度を設けており、国民全員が何らかの保険に加入しなければいけません。何らかの保険に加入していることで、医療費の自己負担額が3割となっています。

いざという時のため、保険が利用できるよう何らかの保険に加入することを意識してください!

STEP3:入社後、入社先の健康保険に加入する

入社後は、健康保険に加入し健康保険証を受け取ります。入社する際は原則、社会保険に加入するためです。

入社先が決定し、健康保険に加入することが決まれば、国民健康保険の脱退手続きが必要になります。

解約をしなければ、保険料を国民健康保険と健康保険で二重で支払うことになってしまいますので注意してください!

転職する際は健康保険証を返却する必要がある

転職をする際は、会社に健康保険証を返却する必要があります。

ここでは、健康保険証を返却するにあたってよく生じる疑問についてお伝えしていきます。

被扶養者がいる場合は全員の健康保険証を返却する

転職の際に健康保険に加入しており、被扶養者がいる場合は全員分のカードを返却する必要があります。被扶養者の健康保険証も退職した次の日から利用ができなくなるためです。

被扶養者として健康保険に加入していながらも遠く離れた場所で暮らしている家族がいるのであれば、早めに健康保険証の返却を連絡しておくとスムーズに手続きできますよ!

健康保険証がない場合は再発行手続きをする

退職をする際に健康保険証がない場合は、再発行手続きをする必要があります。手続きをしなければ健康保険証の返却ができないためです。

健康保険証を紛失したり、印字が見にくくなったりしたときは「健康保険被保険者証再交付申請書」を提出することで再交付されます。

健康保険であれば、自分の健康保険証のみならず、被扶養者の健康保険証も返却しなければいけないので、被扶養者の方が健康保険証を紛失していないか事前に確認しておくと良いです!

また、外出時に紛失した可能性がある場合は警察に届けを出すようにしてください。健康保険証は身分を証明する立派な証明書のためです。

国民健康保険だけじゃない!転職時の健康保険の4つの切り替え方法

転職時の健康保険の4つの切り替え方法
  1. 国民健康保険に加入する
  2. 会社の健康保険に任意継続をする
  3. 家族の扶養に入る
  4. 同業種・同業者が運営する国民健康保険組合に加入する

退職から次の入社まで15日以上の空白ができる場合、転職するまで何らかの健康保険に入る必要があります。

切り替え先は国民健康保険が一般的かと思いますが、方法は国民健康保険だけではありません。

ここでは、上記4つの切り替え方法について一つずつ紹介していきます。

国民健康保険に加入する

国民健康保険とは

国民健康保険とは、地方自治体が運営している健康保険です。

自営業の方や無職の方、健康保険(社会保険)に加入していない方が加入対象です。

退職する際に次の転職先が決まっており、14日以内に入社の予定がある方は基本的に加入する必要のない保険です。

退職してから次の就職まで15日以上の空白ができる可能性がある方は加入することをおすすめします。

会社員が加入できる健康保険(社会保険)と異なり、扶養という概念がなく、一人ひとり国民健康保険に加入しなければいけません。

会社の健康保険に任意継続をする

会社の健康保険に任意継続をするとは

任意継続とは、前の会社で加入していた健康保険(社会保険)に最長2年間継続して加入できる制度のことです。

退職の際、前職の健康保険を任意継続することも可能です。

会社の健康保険は、基本的に会社と個人で健康保険料を折半して支払っています。

しかし任意継続をすると、折半で支払っていた金額を全て自分で負担しなければならず、金額の負担は大きくなるのが注意点です。

とはいえ、場合によりますが国民健康保険よりも安くなるケースが多いです。

また任意継続に加入するには、以下の条件をクリアしなければいけません。

任意継続に加入する条件
  • 2ヶ月以上の被保険者期間があること
  • 退職日の翌日から20日以内の手続きが必要

任意継続の加入を検討している方は、上記二つの条件をクリアしていることを確認して手続きをするようにしてください!

家族の扶養に入る

家族の扶養に入るとは

家族の扶養に入るとは、自分ひとりで生計を立てられない方に対して主に家族が支援する仕組みのことです。

家族の扶養に入るには条件をクリアする必要はありますが、扶養に入ることで所得税や住民税を安くできます。

配偶者の保険に扶養として加入する方法です。次の会社が決まるまでの間、家族の扶養に入ることで所得税や住民税をお得に利用できます。

しかし扶養に入るには以下の条件をクリアする必要があります。

扶養に入るための条件
  1. 被扶養者の範囲の方であること
  2. 日本国内に住所があること
  3. 後期高齢者に該当しないこと
  4. 被保険者がその家族を扶養せざるを得ない理由があること
  5. 被保険者がその家族を経済的に扶養している事実があること
  6. 被保険者に継続的に家族を養う経済的能力があること
  7. その家族の年収は被保険者の2分の1未満であること
  8. その家族の年収は年間130万円未満であること

家族の扶養に加入しようと考えている方は、事前に上記の条件を確認しておくとスムーズな手続きができますよ!

同業種・同業者が運営する国民健康保険組合に加入する

国民健康保険組合とは

国民健康保険組合とは、国民健康保険法に基づいて設立された医療保険者のことです。

国民健康保険が所得を反映し保険料が決まるのに対し、固定料金制の場合が多く、保険料を安く抑えられる可能性があります。

国民健康保険とは基本的には、フリーランスや起業を考えている方が加入する保険です。国民健康保険と同様、扶養の概念はありません。

転職時に健康保険を切り替える際の注意点

転職時に健康保険を切り替える際の注意点4つ
  1. 扶養に入る際は年収が130万円未満の必要がある
  2. 失効した健康保険証を使わないようにする
  3. 退職後14日以内に健康保険の切り替え手続きをする必要がある
  4. 保険証が手元にない状況で病院にかかりたい場合は全額立替払いで対応する

健康保険の切り替えで疑問点が生じないよう、しっかりと注意点を把握しておくと良いですよ!

扶養に入る際は年収が130万円未満の必要がある

注意点一つ目は、扶養に入る際は年収が130万円未満の必要があることです。扶養加入のための条件が設けられているためです。

家族の扶養に入ると所得税や住民税を安く抑えることができますが、誰でも扶養に入れる訳ではありません。

2018年10月に被扶養者の条件が見直され、厳しくなっています。収入等を証明できる書類の提出が必要となったのです。

扶養に入るための詳しい条件については先述しています。

失効した健康保険証を使わないようにする

注意点二つ目は、失効した健康保険証を使わないようにすることです。失効した健康保険証を使用すると後ほど、面倒な手続きをしなければいけなくなるためです。

失効した健康保険証を利用すると後日、失効した健康保険の保険者から返還請求を受けます。

返還請求を受けると、保険料を全額自分で立て替え、新しく加入する保険者に保険料を申請する必要があります。

失効した健康保険証を利用することは自らで手続きを増やすようなものですし、故意に繰り返し失効した健康保険証を利用すると詐欺罪等で処罰される可能性もあります。

退職後14日以内に健康保険の切り替え手続きをする必要がある

注意点三つ目は、退職後14日以内に健康保険の切り替え手続きをする必要があることです。国民健康保険の手続き期間が退職の翌日から14日以内のためです。

退職の翌日から14日以上が過ぎてしまっても手続きは可能です。しかし、保険料の支払い自体は退職日の翌日までさかのぼって支払わなければいけません。

ちなみに、前の会社の保険を任意継続する場合は、退職の翌日から20日以内の申請が必要です。こちらは期限を過ぎてしまうと正当な理由がなければ受け付けてもらえません。

そのため、保険料の支払いで後悔をしないように事前に加入する保険の提出期限は確認しておくようにしてください!

保険証が手元にない状況で病院にかかりたい場合は全額立替払いで対応する

注意点四つ目は、保険証が手元にない状況で病院にかかりたい場合は全額立替払いで対応することです。

空白期間に受診する場合は、保険が適用されない金額を一旦、全額建て替えて支払う必要があります。

その後、いずれかの保険に加入する際に申請をすることで、返金を受けるという流れになります。このように慣れない手続きが発生することは認識しておいてください。

なお、自分で金額の建て替えの申請をしないと返金はされませんので、忘れずに返金の手続きをするようにしてください。

転職する際は忘れずに健康保険の切り替えをしよう!

【退職から14日以内に次の会社に入社する場合】の切り替え手続き2STEP
  1. 退職する際に健康保険証を返却する
  2. 入社後、入社先の健康保険に加入する
    【退職から次の入社まで15日以上の空白ができる場合】の切り替え手続き3STEP
    1. 退職する際に健康保険証を返却する
    2. 転職するまで国民健康保険等に加入する
    3. 入社後、入社先の健康保険に加入する

      この記事では、転職時の健康保険証の切り替え手続きの方法をご紹介しました!

      転職時の健康保険証の切り替え方法は、退職してから次の入社までの期間に応じて対応が異なります。

      退職してから14日以内に次の会社へ入社する場合は、手続きは簡単です。

      一方で、15日以上の空白期間ができる場合には、国民健康保険など何らかの健康保険に一時的に加入する必要がるので注意してください。

      保険は自分に万が一のことがあった時に必要になる重要な契約です。

      転職をしたとしても健康保険証を持たない期間をできるだけ短期間にできるよう、早急な対応を心がけることをおすすめします。