転職で評価されるポートフォリオの作り方ガイド【デザイナー向け】

主にクリエイティブ業界で転職する際、ポートフォリオの作成が必要になることがほとんどです。自分の実績のアピールになるため、仮に指定がなくても用意しておくのがおすすめです。

とはいえ、

  • ポートフォリオってそもそもどういうもの?
  • ポートフォリオってどうやって作るの?
  • Webでポートフォリオを作れる無料のサービスはあるの?

など、気になるポイントがいくつかあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、転職で評価されるポートフォリオの作り方を中心にまとめました。さらに作り方の見本や無料でポートフォリオを作れるサービスもお伝えしています。

ぜひチェックしてみてくださいね!

目次

【デザイナー・クリエイターに必須】転職におけるポートフォリオは実力を見せる資料

ポートフォリオは、デザイナーやクリエイターにとっては自分の実力を示すための資料です。過去に作った成果物をまとめておくことで、転職の際に詳しくアピールできるんですね。

とはいえ、ただの作品集というわけでもありません。

  • 作品のクオリティや系統はどのようなものか
  • どんな目的で作ったのか
  • どんなツールが使えるのか
  • こだわっている部分はどこか

これらの情報をできるだけ具体的に伝えられるかどうかも重要なポイントになります。

ただ「具体的にどうやってポートフォリオって作るの?」と思うこともあるのではないでしょうか。そこで、次にポートフォリオの作り方をお伝えします。

kudou
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図解付きで詳しくお伝えしますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【図解で解説!】転職活動で伝わりやすいポートフォリオのつくり方

ポートフォリオをWebで作成し、PCやタブレットを用いて見せるパターンと、Webで一度作成したものを印刷してファイリングするパターンがあります。

今回はそれぞれ両方のパターン別にお伝えしますね。

PCやタブレットで見せる場合

<スマホの場合はズームしてご確認ください≻

PCやタブレットで見せる場合、インパクトのあるトップページで目を引き付けるのがおすすめです。(①②)

そして作品紹介のページをいくつか作り、使用ツールや担当箇所、作品の説明を記載します。(③④⑤⑥)

kudou
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お伝えしているのはあくまで一例です。自分の作品の相性を考えつつ、より見栄えのいいポートフォリオを作りましょう♪

ポートフォリオを印刷する場合

<スマホの場合はズームしてご確認ください>

印刷してファイリングする場合、1ページ目には簡単なプロフィールを記載するのがおすすめです。詳細は履歴書や職務経歴書にも記載しているため、簡潔にまとめるのがポイント。(①②③)

そして2ページ目以降は作品を載せ、使用ツールや作品の説明など詳しく記載するとわかりやすいですね。(④⑤)

kudou
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紙の質感によっても作品の雰囲気が変わります。

ポートフォリオには正解がないため、自分の作品の雰囲気をもっとも伝えられる紙質で印刷するのもポイントですね。

【採用担当者はここを見ている!】転職でポートフォリオに欠かせない7つのチェックポイント!

ポートフォリオに欠かせない7つのチェックポイント
  1. 作品のクオリティがわかりやすく伝わるかどうか
  2. 作品数やページ数を必要以上に多くしすぎていないか
  3. ポートフォリオそのもののクオリティが高いかどうか
  4. ポートフォリオの作品はどのような意図で作られたのか
  5. 作品のなかで自分が担当したのはどこか
  6. 使用できるツール・言語がどれだけあるか
  7. 仕事への熱意や意欲、今後のキャリアプランが伝わるかどうか

ポートフォリオを作るにあたり、押さえておきたいポイントが上記の7つです。それぞれ詳しくお伝えしていきますね。

作品のクオリティがわかりやすく伝わるかどうか

まず、ポートフォリオにまとめている自分の作品のクオリティがわかりやすく伝わるかどうかです。

前述したように、転職においてポートフォリオはただの作品集ではありません。どういう意図があり、どの部分にこだわっているのかなども伝える必要があります。

kudou
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自分の成果物に自信があっても、見せたい相手に魅力があまり伝わらなければもったいないですよね。

そしてその作品を作成するうえで使ったスキルを転職先でどう活かせるのか、というところまで伝えられるのが理想的です。

作品数やページ数を必要以上に多くしすぎていないか

作品数やページ数を必要以上に多くしすぎていないかも重要です。

人事担当者は多くの転職希望者のポートフォリオをみることになります。そのため、一人当たりのポートフォリオが多すぎると、結局どれがいいのか判断しづらくなります。

kudou
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自信のある作品を中心に、簡潔にまとめて伝わりやすいようにつくるのも重要なんですね。

作品数としては10~15作品ほどが平均的です。自信のある作品やインパクトがある作品をトップページに置き、下層ページに引き込まれるように工夫してみるのもおすすめです。

ポートフォリオそのもののクオリティが高いかどうか

ポートフォリオそのもののクオリティが高いかどうかも大きなポイント。

作品自体はクオリティが高いのに、それをまとめているポートフォリオの見栄えが悪くなってしまうと、作品自体の魅力が伝わりづらくがなることがあります。

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自分が生み出した作品をまとめるわけなので、大事に丁寧に作りこめるのが理想ですね。

ポートフォリオの作品はどのような意図で作られたのか

自分のポートフォリオがどのような意図で作られたのかも伝える必要があります。

クライアントからどういった依頼があり、その依頼にこたえるために意識したことやコンセプト、工夫したポイントなどを伝えられるといいですね。

kudou
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もちろん守秘義務などもあるため、伝えられる範囲で問題ありません。

どのような経緯でその作品が生まれたのか、わかりやすく伝えるということです。

作品のなかで自分が担当したのはどこか

チームで活動した作品の場合は、作品のどの部分を担当したのかというところも重要になります。

本来担当していない部分まで自分が担当したように伝えると、自分のスキル以上の実力を求められかねません。

kudou
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入社してから「実はスキルが足りない」となれば、信用を一気に失ってしまうかもしれません…!

企画の立ち上げから担当したのか、コーディングは担当したのか、デザインの部分のみなのかなど、詳しく伝えることで自分の実力も正しく評価してもらいやすくなります。

使用できるツール・言語がどれだけあるか

使用できるツールがどれだけあるかも忘れてはいけません。たとえばIllustratorとPhotoshop両方使えるのか、片方のみなのかなどですね。

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ポートフォリオの作品について、どの部分をどのツールで作成したのか、細かく伝えられるようにしておくのがおすすめです。

また、Webデザイナーやエンジニアなどの場合は使用できるプログラミング言語を記載しておくのも重要ですね。HTMLやCSS、JavaScriptなど、具体的に記載しておきましょう♪

仕事への熱意や意欲、自分のキャリアプランが伝わるかどうか

仕事への熱意や意欲、そして転職先でどのようなことに取り組みたいのか、どんな存在になりたいのかといったプランが伝わるかどうかも重要ですね。

kudou
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ポートフォリオからまず見えるのは、主にこれまでどんなものを作ってきたかといった「過去」です。

そこからさらに、デザインに対してのこだわりや熱意、それらを踏まえて今後どんな挑戦をしたいのかなど「未来」を伝えることがポイント。

kudou
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自分の今後の意欲やキャリアプランが、転職希望先の方向性と一致しているのが理想的です。

そのほうが、自社にとって必要な存在だと思ってもらえる可能性が高くなるんですね。

ただ、職種によってもポートフォリオの重要なポイントが変わってくることもあります。そのため、次に各職業におけるポートフォリオの作り方のポイントをお伝えしますね。

【職業別】転職希望先に最大限に伝わるポートフォリオを作るコツ!

【職業別】ポートフォリオを作るコツ
  • 【Webデザイナー】デザインの意図や工夫点が伝わるように意識する
  • 【グラフィックデザイナー】使用ツールや担当箇所がわかるようにする
  • 【ゲームデザイナー】なら得意分野や作りたいデザインを明確にしてアピール!
  • おまけ1:前職の業務だけでなく、自主的に作成したものもアピールしてみる!
  • おまけ2:ポートフォリオ作成サイトの利用もおすすめ!

職業によってアピールしたいポイントは変わります。それぞれいくつかの職業を挙げてお伝えしますね。

【Webデザイナー】デザインの意図や工夫点が伝わるように意識する

Webデザイナーの場合、デザインの意図や工夫点が伝わるように意識することが重要です。

kudou
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Webデザイナーに限った話ではないのですが、特に重視しておきたいところでもあるんです!

たとえば作成したWebサイトのヘッダーやトップページなど、なぜそのデザインにしたのか自分自身で明確にしておくのがポイント。

kudou
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自分自身で明確でないと、面接で説明する際にも「適当に作っているのでは?」と信用を失いかねません。

基本的には作成したデザインの一つひとつに意図や目的があることが多いもの。それが見る側にも伝わるように記載すると、わかりやすいポートフォリオになりますね。

【グラフィックデザイナー】使用ツールや担当箇所がわかるようにする

グラフィックデザイナーの場合、使用ツールや担当箇所がわかるようにするということも重要です。

たとえばデッサンツールで描いたものなのか、Illustratorによるベジェ曲線を利用したものなのか、詳しく伝えることで技術力を証明しやすくなります。

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また、チームで活動した場合はどこからどこまで担当したのかも重要です。

デッサンのみなのか、ディレクションから携わったのか、伝わるように作成する必要があります。

【ゲームデザイナー】得意分野や作りたいデザインを明確にしてアピール!

ゲームデザイナーの場合、得意分野や作りたいデザインを明確にしてアピールすることも重要です。

ゲームといってもスマートフォンや据え置き型などの違いもありますし、企業によってもデザインの系統が異なります。

kudou
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それらの方向性がお互い合っていないと、自社で活躍できる人材かどうかが判断しづらいんですね。

自分が得意とするデザインが、転職先でどう活かせるのかを明確に伝えるのがポイント。そのほうが入社後にどんな仕事を任せられるかも、転職先側がイメージしやすくなります。

おまけ1:前職の業務だけでなく、自主的に作成したものもアピールしてみる!

前職の業務で作成したものでなくても、自主的に作成したものがアピールになることもあります。

ポートフォリオは自分の作品を通して技術力やデザイン力などを伝えるもの。つまり、伝わりさえすれば必ずしも業務で作成したものである必要はありません。

kudou
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業務以外でもデザインを作成していることを伝えれば、それだけデザインに対する熱意や意欲も理解してもらえる可能性があります。

ただ「実際にどんなクライアントでどんな依頼に対して作ったのか」といった実績は業務で作成したものでないと示せません。

そのため、基本的には業務で作成したものを中心にまとめ、自信のあるものやどうしてもアピールしたいものがあれば、自主的に作成したものも載せるのがおすすめです。

おまけ2:ポートフォリオ作成サイトの利用もおすすめ!

ポートフォリオ作成サイトを利用するのもおすすめです。ポートフォリオは「こうやって作成しなければいけない」といった決まりはありません。

どんなフォーマットでも、自分の作例や技術力、デザインに対するこだわりが伝えられることが重要です。

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ポートフォリオ作成サイトには無料で利用できるものもいくつかあります。コーディングができなくてももちろん問題ありません。

そのため、自分のデザインの魅力を最大限に伝えられるサービスを選ぶのがポイントです。

では、ポートフォリオ作成サイトには、どのようなものがあるのでしょう。以下からもう少し詳しくお伝えしていきますね。

クリエイターやデザイナーの転職に使えるポートフォリオサイト5選!

ポートフォリオサイト5選
  1. 国内最大級の利用実績を誇る「ジンドゥー」
  2. 洗練されたデザイン!「PORTFOLIOBOX」
  3. 大手転職エージェントが運営!「MATCH BOX」
  4. 自分のオリジナルメディアを作ろう!「Ameba Ownd」
  5. ドラッグ&ドロップだけで簡単作成!「Salon.io」

今回お伝えするポートフォリオ作成サイトは上記の5つです。どれも無料で利用できるため、自分のデザインの見栄えや相性も考えながら選んでみてくださいね。

国内最大級の利用実績を誇る「ジンドゥー」

まず一つ目は、国内最大級の利用実績を誇っている「ジンドゥー」です。ホームページの作成が可能で、ブログとしても利用できます。

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ポートフォリオだけでなく、日々の情報も簡単に発信したいという場合でもおすすめですね。

コーディングも不要なので、まず一度ポートフォリオを作ってみたいという場合は登録してみてはいかがでしょう。


ジンドゥー公式HPを見る

洗練されたデザイン!「PORTFOLIOBOX」

二つ目は洗練されたデザインが魅力的な「PORTFOLIOBOX」です。クリエイター向けに用意されたサービスでもあるため、比較的簡単に見栄えのいいポートフォリオが作れます。

様々なテーマもあり、オリジナルのポートフォリオが作りやすいのも特徴です。

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手軽に、そしてこだわりのあるポートフォリオを作りたい場合はおすすめです!


PORTFOLIOBOXの公式HPを見る

大手転職エージェントが運営!「MATCH BOX」

「MATCH BOX」は、転職エージェントの大手であるマイナビクリエイターが運営しています。そのため、転職にあたりマイナビクリエイターを利用している場合は利用してみるのがおすすめです!

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もちろんマイナビクリエイターを利用していなくも利用は可能です!

また、Web用にも印刷用にも作成できるため幅広い業種で対応できます。ぜひチェックしてみてくださいね!

マイナビクリエイター公式サイト MATCH BOX公式サイト

自分のオリジナルメディアを作ろう!「Ameba Ownd」

ポートフォリオだけでなく、ホームページとして自分だけのメディアを運営できるのが「Ameba Ownd」です。

Amebaが運営しており、使いやすいサービスです。多くのテーマも用意されていることから比較的簡単にハイレベルなポートフォリオが作れます。

kudou
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ブログ+ポートフォリオのような運営にはおすすめなサービスですね!


Ameba Owndの公式HPを見る

ドラッグ&ドロップだけで簡単作成!「Salon.io」

ドラッグ&ドロップだけで手軽にポートフォリオを作れるのが「Salon.io」です。

基本的にはコーディングも必要ありません。ですがコードエディターでCSSやHTMLを追加し、独自にカスタマイズすることも可能なんですね。

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簡単なだけでなく、独自にカスタマイズしたいという場合にはおすすめです!


Salon.ioの公式HPを見る

転職におけるポートフォリオのQ&A

転職におけるポートフォリオについてのQ&Aをまとめました。気になるポイントがあればチェックしてみてくださいね。

紙のポートフォリオは必要?

基本的には指定がない限り、Webと紙媒体の両方用意したほうが無難です。

Webは色味や詳細部分などより細かく表示できますが、ネット環境によっては立ち上がりに手間取ったり画質が悪くなったりする可能性もあります。

紙の場合は色の表現など多少落ちる可能性はある反面、面接の場でもすぐに提示できます。

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どちらもメリット・デメリットがあるため、両方用意しておくのがおすすめです!

作品の順番はどうすればいい?合否への影響はある?

作品の順番が合否に直接影響することはあまりありません。ですが、もっとも自信のある作品が目立つように作成するのがおすすめです。

なぜなら、必ずしも採用担当者がポートフォリオをすべてじっくり見てくれるとは限らないからです。

kudou
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自信のある作品やインパクトのある作品で引きつけ、他も見たくなるような順番などもいいですね。

ポートフォリオに載せる作品の著作権はどうなってる?

企業として受注して作成した作品であれば、著作権は基本的には企業にあります。

ですが、自分が作成した作品の一つとしてポートフォリオに載せるだけであれば問題ないことがほとんど。

kudou
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ただ、グッズとして再販するような二次利用はできません。

また、守秘義務もあるため、クライアント名など伏せなければいけないこともあります。

作品を作る際の契約内容を確認し、どこまでの情報なら載せられるのかを必ず確認するのがおすすめです。

未経験での転職でポートフォリオが作れない場合はどうする?

業務で作品を作った実績がない場合は、プライベートでも自分で作品を作るのがおすすめです。

kudou
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必ずしもそれで認めてもらえるとは限りません。

ですが、なにも提出しないよりは確実に実力を示せますね。

転職したい企業のデザインの傾向や特徴と、自分の作品の方向性が合っていれば採用してもらえる可能性はあります。

まずは作ってみたうえで挑戦してみてもいいですね。

ポートフォリオを見せるのは書類審査のとき?それとも面接?

ポートフォリオを見せるタイミングは企業によっても異なります。ですが、面接の際には必ず持参していくのがおすすめです。

企業によっては面接よりも事前にデータを送る可能性もあります。ですが、詳細を説明するにはやはり面接の場が最適です。

kudou
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そのため、仮に一度データを送っていたとしても、面接時には必ず持参するようにしたいですね!

タイミングは応募要項に記載してあることもありますし、転職エージェントを利用している場合は相談してみるのもアリですね。

実力や熱意がもっとも伝わるポートフォリオを作って転職を成功させよう!

転職で評価されるポートフォリオまとめ!
  • ポートフォリオをただの作品集で終わらせない!
  • どんな意図があり、どんなこだわりを持って作成したのかまで伝える
  • 作品数やページ数は多くなりすぎないように注意!
  • ポートフォリオを通して今後の熱意や意欲も伝える!

ポートフォリオはもちろん自分の作品集ではありますが、自分の実力やこだわりをアピールする重要な資料でもあります。

そのため、ただ作品をまとめるのではなく、どんな意図で、どんなこだわりや工夫があるのかまで詳しく伝えるのが理想です。

kudou
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どんなツールが使えるかなども重要ですね。

詳しく伝えることで、転職先側が入社後に仕事を任せるイメージがしやすくなります。

ですが、あれもこれもとたくさんアピールしようとして作品数が多くなりすぎるのも要注意!人事担当者が情報を整理しきれず、もっともアピールしたいものが伝わらない可能性があります

そのため、もっとも自信のある作品を中心に簡潔にまとめつつ、転職後に自分の実力をどう活かせるのかまで伝えるのがポイントです。

kudou
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「ポートフォリオはこうでなくてはいけない」という正解はありません。

自分の実力やデザインに対する思いがより伝わるポートフォリオを作成し、一緒に働きたいと思ってもらうことが重要ですね!