
転職を考えてはいるけれど「履歴書ってそういえばどうやって書くのが正しいんだろう?」と悩んではいませんか?
就職のときに一度書いているとはいえ、いざもう一度書くとなると忘れていることもありますよね。
ですが転職を成功させるためには、履歴書の書き方を間違えてしまうのは避けたいところ。
人気が高く、入社の難易度が高い企業もあります。そのため、ここでは転職でライバルに負けないよう、正しい履歴書の書き方を細かくお伝えしていきます!
目次
転職で使える履歴書の書き方を15項目に分けて解説!
転職の履歴書について、15項目に分けてお伝えしていきます。数が多いので、まずは自分が不安だなと思うところからチェックしてみてくださいね!
まずは見本で完成形をイメージ!転職の履歴書サンプル
1,日付の書き方

日付の書き方ですが、
- 郵送する場合は投函日
- 持参する場合は提出する当日
の日付を正確に記入します。履歴書を記入する日ではないため、ここは気をつけたいポイント。
また、西暦ではなく、元号で記入するのが一般的。ですが、どちらかで統一されていれば問題はありません。
2,氏名の書き方

氏名は読みやすくするために、姓と名の間はスペースを空けて書きます。
また「ふりがな」と記載があればひらがなで書き「フリガナ」と記載があればカタカナで書いて、統一しておきましょう!
3,学歴の書き方

学歴は、一行目に「学歴」と記入し、二行目から実際の学歴を記入していきます。義務教育は省いても問題ないため、高校から書くのが基本。
学校名は必ず正式名称で記入するようにしましょう。
大学や専門学校でも、正式名称はもちろん、学部や学科などできる限り詳しく記入するのがポイントです!
卒業した年がわからなくなったら、こちらの表をチェックしてみてください!
誕生年 | 高校(卒) | 大学(入) ※現役入学の場合 | 大学(卒) |
---|---|---|---|
昭和55年 | 平成11年3月 | 平成11年4月 | 平成15年3月 |
昭和56年 | 平成12年3月 | 平成12年4月 | 平成16年3月 |
昭和57年 | 平成13年3月 | 平成13年4月 | 平成17年3月 |
昭和58年 | 平成14年3月 | 平成14年4月 | 平成18年3月 |
昭和59年 | 平成15年3月 | 平成15年4月 | 平成19年3月 |
昭和60年 | 平成16年3月 | 平成16年4月 | 平成20年3月 |
昭和61年 | 平成17年3月 | 平成17年4月 | 平成21年3月 |
昭和62年 | 平成18年3月 | 平成18年4月 | 平成22年3月 |
昭和63年 | 平成19年3月 | 平成19年4月 | 平成23年3月 |
昭和64/平成元年 | 平成20年3月 | 平成20年4月 | 平成24年3月 |
平成2年 | 平成21年3月 | 平成21年4月 | 平成25年3月 |
平成3年 | 平成22年3月 | 平成22年4月 | 平成26年3月 |
平成4年 | 平成23年3月 | 平成23年4月 | 平成27年3月 |
平成5年 | 平成24年3月 | 平成24年4月 | 平成28年3月 |
平成6年 | 平成25年3月 | 平成25年4月 | 平成29年3月 |
平成7年 | 平成26年3月 | 平成26年4月 | 平成30年3月 |
平成8年 | 平成27年3月 | 平成27年4月 | 平成31年/令和元年3月 |
平成9年 | 平成28年3月 | 平成28年4月 | 令和2年3月 |
平成10年 | 平成29年3月 | 平成29年4月 | 令和3年3月 |
平成11年 | 平成30年3月 | 平成30年4月 | 令和4年3月 |
平成12年 | 平成31年3月 | 平成31年4月 | 令和5年3月 |
また、中退歴がある場合でも必ず記入しましょう。卒業していないのに卒業しているように書いてしまうと、学歴詐称となってしまうんですね。
中退歴を書く際に気をつけたいのは「海外留学のため」「経済的事情のため」のような、ポジティブな理由もしくはやむを得ない理由を書くという事です。
「学校の人間関係がツラかった」「問題行動を起こした」といったネガティブな理由は、マイナス評価につながる場合があるので書かないほうがいいですね。
4,職歴の書き方

職歴に関しても、会社名は正式名称で書きます。
転職において職歴は大きなアピールポイント。たとえ短期間での勤務だったとしても、すべて書いた方がいいですね!
アルバイトに関しては、勤務期間が長いのであれば書き、短いものであれば省略しても構いません。
ですが、応募する職種に関係するものであれば、短期間でもアピールになる可能性があるので書いてもいいですね。
また、退職予定日が決まっている場合は「◯月◯日退職予定」と書きます。決まっていないもしくは離職中であれば、最後の行に「現在に至る」と書きます。
退職理由に関しては、詳しく書く必要はなく「一身上の都合により退職」と記載するだけで大丈夫です。
そしてその下の行の右端に「以上」と書いて終わりましょう。
5,免許・資格の書き方

免許や資格もすべて正式名称で書くのが基本となっています。
たとえば、普通自動車免許の場合「普通自動車第一種運転免許 取得」と書きます。英検の場合は「実用英語技能検定」が正式名称ですね。
【よくある資格の代表例】
資格 | 正式名称 |
---|---|
普通自動車免許 | 普通自動車第一運転種免許 |
英語検定 | 実用英語技能検定 |
漢字検定 | 日本漢字能力検定 |
簿記検定 | 日本商工会議所簿記検定試験 |
秘書検定 | 文部科学省後援 秘書技能検定 |
所持しているものが少なければすべて書き、多いのであれば職種に活かせるものから優先的に書くのがポイント!
また「英検の1級~3級」のように、一つの資格で複数の級を持っている場合は、上位の級のみ書けば大丈夫です。
ちなみに、自動車免許のように、免許証が発行されるものは「取得」と記載、英検のように級が証明されるものは「合格」と記載します。
6,志望動機の書き方

志望動機を書く際は、必ず自分の言葉で、その応募先に合った内容を書くことがとても重要です。
複数の企業に応募する場合でも、使い回し感のあるどこの企業にも使えるような文章は、避けたほうがいいですね。
また「仕事を通じて成長したい」のような受け身の内容より「自分がその会社にどう貢献できるのか」を書くようにしたほうが、印象は良くなります。
転職ならば、過去の職歴をどのように活かせるのかを書き、自分の有用さをアピールするのがベストと言えますね。
- なぜこの職種を選び
- なぜその職種の中からその応募先を選んで
- 自分がどう貢献できるのか
を、自分の中で明確にしておくと書きやすくなります。
※「履歴書 志望動機 転職」記事を内部リンクでつなげる
7,趣味・特技の書き方

趣味や特技は、自分の人柄をアピールできるチャンス。特に、応募する職種に関わるものであれば、必ず書いたほうがいいですね。
趣味や特技の有無が、直接合否に関わるというわけではありません。ですが、小さなことでも書いてみることで、面接時に会話が弾み、緊張がほぐれるということもあります。
ただ、多くの履歴書の趣味・特技欄は、そこまで大きな枠ではありません。そのため、複数書くにしても、簡潔にまとめることを意識したほうがいいですね!
8,自己PRの書き方

自己PRは、自分がどんな人間で、どんな強みを持っているかをアピールできるポイントです。特に、その内容が応募する職種に関わっているなら、しっかりと提示していきたいところ。
過去の経験の中でも、学校生活や職業生活の中で成果を出せた実績、乗り越えたトラブルから得たものがあると理想的です。
意外と自分では気づいていなかった強みが見えてくることがあるんですね。
- 未経験で営業を任されたけど、自分なりの考えや先輩からのアドバイスを参考にして営業成績1位になれた
- 海外に赴任し、言葉がわからなかったけれど、必死に勉強したことで言語力もコミュニケーション能力も身についた
などが一例です。売り上げや実績など、数字や具体例を用いて説明することが、より伝わりやすくするポイントといえますね。
9,健康状態(欄があれば)の書き方

健康状態を書く欄がある場合、業務に支障がないものであれば「良好」と書いておけば問題ありません。
もしも通院が必要な病気やケガをしている場合は「通院が必要」と正直に書くようにした方がいいですね。
もし「良好」とウソを書いても、入社後に健康診断があればすぐにバレてしまいます。
ですが、面接時に完治している可能性が高いようであれば「良好」と書いても問題はありません。
面接時には間に合わないものの、入社時には完治している可能性が高い場合は「入社時には完治しているため業務に支障はありません」と書いておけば大丈夫です。
10,本人希望記入欄の書き方

希望する勤務地や職種を書くように応募先からの指定がある場合は、書いたほうがいいですね。特に無ければ、基本的には「貴社の規定に従います」と書いておくだけで問題ありません。
また、退職予定日が決まっている場合、勤務開始可能日も合わせて書いておくといいですね。
11,賞罰(応募先からの指示がある場合)の書き方

賞罰というのは、受賞歴や表彰歴、もしくは有罪歴のこと。応募先から書くように求められている場合のみ、記載する必要があります。
書く場所は、履歴書に賞罰欄があればそこに記載し、なければ職歴の下に書きます。賞罰が何もなければ「なし」と記入しましょう!
- 「賞」=受賞、表彰歴。どんな賞でもいいわけではなく、全国大会での優勝や、世間に広く周知されているレベルの賞
- 「罰」=刑事罰の有罪歴。不起訴などで有罪になっていない場合は書く必要なし
誰もが知っているような賞を受賞したことがあれば書いたほうがいいですが、社内での表彰など、一部でしか知られていない賞は書けません。
有罪歴に関しては、刑事罰で有罪判定を受けたような罪がある場合は書く必要があります。スピード違反のような道路交通法違反であれば書く必要はありません。
ただ、応募先の職種で車を運転する必要がある場合は、書かなければいけない可能性もあります。
賞、罰のどちらを書くにしても、正確な日付と正式名称を書く必要があるので注意しましょう!
12,通勤時間の書き方

通勤時間は、自宅から会社までの最短経路に要する時間を書きます。時間は半端な数字ではなく、5分単位で書くようにします。
- 【OK】…5分、10分、20分、30分など
- 【NG】…12分、28分、42分など
より伝わりやすくするために、使用する交通機関も合わせて書いたほうがいいですね!
また、募集している勤務地が複数ある場合は、希望している勤務地までの所要時間を書けば大丈夫です。そのとき、どの勤務地までの所要時間なのかも書くようにしましょう。
13,扶養家族欄の書き方

扶養家族欄には、自分の収入によって生活をしている家族(被扶養者)の人数を書きます。
- 年収が、60歳未満は130万円未満、60歳以上は、180万円未満であること。
- 就職しておらず、その他の保険健康組合に加入していないこと。
- 3親等内の親族で同居していて、収入が扶養者(自分)の半分以下であること。別居の場合、毎月の仕送り額が被扶養者の収入より多いこと。
また、自分以外に資金を援助している人間がいる場合は、扶養家族とはみなされないので注意が必要です。
これらの条件に当てはまる人物がいないのであれば、0人と書いておけば問題ありません。
14,証明写真の撮り方

証明写真は、まず3カ月以内に撮ったものを使用するのが基本です。理由は、3カ月以上経つと髪型や顔の印象が変化していることがあるから。
今現在の自分を証明するために、3カ月以内のものが推奨されているんですね。
サイズ指定は履歴書によって多少変わりますが、一般的な履歴書であれば、縦40㎜×横30㎜で問題ありません。
また、スピード写真で撮影するのが手間もコストもかからず便利ではあります。ですが、より表情の明るさや印象をよくしたい場合は、写真スタジオで撮影するのがオススメ。
15,郵送で送る際の封筒の書き方

【▲封筒の書き方サンプル】
郵送の場合、送付状と合わせて白の角形A4号か、角形2号封筒に入れましょう。
宛名は油性ペンを使い、会社宛ての場合は会社名の最後に「御中」を、社内の人事担当者宛てであれば名前の後に「様」を忘れないように注意が必要です。
転職の場合、履歴書だけでなく、職務経歴書も同封していることがあります。その場合、封筒の表には「履歴書在中」よりも「応募書類在中」と書くのがオススメ。
ですが履歴書のみの場合は「履歴書在中」と書きましょう。封筒の左下に、わかりやすいように赤字で書きます。最後は裏面に、自分の住所と氏名を書けば完成!
郵送料の間違えを防ぐために、少し手間がかかっても郵便局に持参したほうが無難ですね。
転職の履歴書で絶対にハズせないつ5つの注意点
履歴書の書き方を知ったところで、次は絶対にハズせない注意点についてお伝えしていきます!
それぞれ詳しくみていきましょう!
言葉遣いに注意
履歴書には文字しか書けないぶん、言葉遣いは細かく注意しなければいけません。
よくある言葉遣いの間違いとしては、ら抜き言葉が挙げられます。普段からつい使ってしまっている人は、注意したほうがいいですね。
それは、一度「~よう」という言葉に変換するという方法。「~よう」に変換できる言葉は、”ら”が必要になります。
ピンとこないと思うので、例を挙げますね。例えば「食べれる」という言葉は、ら抜きでしょうか。
この場合、一度「食べよう」と変換しても言葉自体は成立しますね。この場合、“ら”が必要なので「食べられる」が正解です。
では「作れる」という言葉はどうでしょう。
この場合「作よう」とは変換できませんね。「~よう」と言葉を変換できない言葉は、”ら”が必要ないため「作れる」でOKです。
- 【食べれる】食べよう(変換可)→食べられる
- 【覚えれる】覚えよう(変換可)→覚えられる
- 【上げれる】上げよう(変換可)→上げられる
- 【作れる】作よう(変換不可)→作れる
- 【走れる】走よう(変換不可)→走れる
- 【取れる】取よう(変換不可)→取れる
ら抜き言葉かどうかわからなくなったらぜひ試してみてくださいね!
また「御社」と「貴社」の違いも重要です。意味はどちらも同じですが、書面では「貴社」が正しく、口頭では「御社」が正しい表現となります。
つまり、履歴書に応募先の会社のことを書く場合は「貴社」が正しいということです。
他にも、言葉遣いには細心の注意を払うように気をつけたいところですね。
学校や資格は正式名称で記載
書き方の項目でもお伝えしたのですが、学校や資格は必ず正式名称で書く必要があります。
「高校」→「高等学校」など、普段省略している言葉は意識しないと間違えてしまうことがあるんですね。
修正液を使わない
履歴書において、修正液を使って書き直すというのは絶対にNG。
もしも間違えてしまった場合は、どんなに面倒でも必ず新しい用紙に最初から書き直す必要があります。
不安な場合は鉛筆やシャープペンシルで軽く下書きするのがオススメです。
空欄をできる限り避ける
履歴書は一枚の用紙のなかで、どれだけ自分をアピールできるかが勝負です。書けるものはできるだけ書き、空欄を避けるようにしたいところ。
もちろん、資格や職歴など、ないものは書けません。ですが「これは書いてもアピールにならないんじゃないかな…」と遠慮してしまうのはもったいないですね。
自分では意味がないと思うようなことでも、興味を持ってもらえる可能性があります。遠慮せず、できる限り空欄を埋めていきましょう!
PC作成ならフォントや文字サイズに注意
履歴書をPCで作成することがあると思います。
このときに気をつけたいのは、フォントや文字サイズ。フォントはPCに標準搭載されている明朝体が一般的です。
Windowsなら「MS明朝」を、Macなら「ヒラギノ明朝」を使用するのが一般的なんですね。
文字サイズは、10.5pt~11ptが基本。これより小さいと読みづらく、大きいと書ける文字数が少なくなってしまいます。
フォントは明朝体、文字サイズは10.5pt~11ptで作成するのが無難といえますね!
【ダウンロードして使える】転職で使う履歴書フォーマット(テンプレート)
書き方をマスターしたらすぐに書き始められるよう、ダウンロードしてすぐに使える履歴書のフォーマットを用意しました!
本来、履歴書にはJIS(Japan Industrial Standards)といった規格が設けられています。これは日本で定められた履歴書の規格であるため、もっともスタンダードな履歴書といえます。
ですが、このJIS規格の履歴書は、志望動機や自己PRの欄が一つにまとまっており、アピールしづらいんですね。
また、企業からの指定がない限り、JIS規格の履歴書でなければいけないという規定はありません。そのため、ここではよりアピールしやすい履歴書を用意しています。
ぜひ使用してみてくださいね!
転職の履歴書は手書きかPCか。指定がなければどちらでもOKだけど…
履歴書を書く際、手書きで書くかPCで書くか、迷ったことはありませんか?
結論から言うと、応募先からの指定がなければどちらでも構いません。ただ、手書きのほうが一般的であるため、迷った時は手書きがオススメです。
気をつけなければいけないのは、職種によってはPCのほうがいいということ。たとえば、PCスキルをアピールしたいIT企業には、PCで作成して送ったほうがいいですね。
また、海外では履歴書をPCで作成するのが一般的なため、外資系の企業に送る際も、PCで作成したほうがいい場合があります。
では、手書きとPCでの作成には、それぞれどんなメリットやデメリットがあるのでしょう。
手書きのメリットは3つ
手書きによるメリットは以下の3つです。
- 丁寧な印象を与えやすい
- 文字から人柄が伝わりやすい
- 字が上手だと好印象を持たれやすい
企業にもよりますが、手書きのほうが丁寧に作成しているといった印象を与えやすくなります。
また、文字が上手だと、印象もよくなりますし、仮に文字が上手ではなくても、人柄が伝わりやすいんですね。
手書きのデメリット2つ
デメリットは以下の2つですね。
- 作成に時間がかかる
- 文字が汚いと読みにくい
手書きだと、PCと比べてどうしても時間がかかってしまいます。特に間違ってしまって修正となると、また初めから書かなくてはいけません。
また、文字があまり得意ではない場合、全体的に読みにくくなってしまうことがあるんですね。
とはいえ、字の上手い下手が直接合否に関わることは少ないですし、大事なことは丁寧に書いているかどうか。
時間がかかっても、丁寧に作成することで、好印象を与えられる可能性があります。
PCのメリット3つ
PCのメリットは3つあります。
- 早く作成できる
- 読みやすい
- 使いまわせる
PCの場合、修正も簡単ですし、全体的に手書きよりも早く作成できます。文字の上手い下手も関係ないため、誰でも読みやすく作れるのもポイント。
また、応募する企業が複数あったとしても、名前や学歴など、わざわざ初めから書き直さなくて済むんですね。
PCのデメリット2つ
PCのデメリットは以下の2つ。
- 文字に人柄が出ない
- 企業によっては印象が下がることがある
PCだと、手書きと比べて文字に人柄が出づらいといったデメリットがあります。また、歴史の長い企業のなかには、手書きを重んじているところもあります。
そのような場合、合否には直接影響がなくとも、多少は印象が下がってしまう可能性があるんですね。
指定がなければ自分の書きやすいほうを選びましょう!
履歴書をメールで送付する際の送り方・例文
企業によっては、履歴書をメールで送れる場合があります。そのため、ここでは履歴書をメールで送付する際の送り方と例文をお伝えしていきます。
メールに記載する内容
後ほど例文でも具体的にお伝えしますが、メールで送るときに、記載する内容としては以下の6つです。
- 件名
- 宛先
- はじめの挨拶
- 内容
- 締めの挨拶
- 署名
まず、採用担当者がどんな内容のメールなのかがすぐにわかるよう、簡潔に件名を書きます。「応募書類ご提出の件/氏名」のように、短く伝えましょう!
宛先は「株式会社◯◯ 採用ご担当者様」のように記載します。もし担当者名や部署名がすでにわかっている場合は「株式会社◯◯ 部署名 担当者名」のように記載しましょう。
メインの内容ももちろん余計な事は書かず、簡潔にまとめます。
- 履歴書を添付してあること
- パスワードを設定してあること
- パワードは2件目のメールで送信すること
これらを丁寧に記載していきましょう。
締めの挨拶は「お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認の程、よろしくお願い申し上げます」といったかたちです。
忙しい中確認していただくことに対しての配慮をみせられるといいですね!そして最後に、署名を記載します。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
以上4点を忘れずに添えましょう。
PDFにしてパスワードをかける
書き終わったら、履歴書をPDFにしてパスワードをかけるということも重要です。PDF形式にすることで、送り先のPCの機種に関係なく、作成した状態で表示させられます。
また、履歴書には個人情報が細かく記載されています。そのため、第三者に見られないよう必ずパスワードをかけましょう。
安全性が保たれるうえに、応募先から「セキュリティ対策をしっかりしているな」と、好印象を持ってもらえる可能性もあります。
ですがこのときに注意したいポイントがあります。それは、履歴書を添付したメールを送った後に、パスワードは別途送信するということ。
履歴書を添付したメールに、パスワードは載せないようにしましょう。
もし何かあってそのメールを第三者に見られてしまった場合、パスワードも知られてしまうからです。
必ず履歴書を添付したメールとは分けて送るようにしたほうがいいんですね!
PDFとパスワードの設定方法【画像付き】
それでは履歴書をPDFに設定する方法、そしてパスワードの設定方法をお伝えしますね。
「ファイルをPDF形式にしてパスワードを設定」と聞くと少し難しそうなイメージがありますが、実は3分もあればできてしまいます。
6ステップあるのですが、一つ一つがとても簡単!Wordを例に、画像付きで詳しくお伝えしますね。
1,まずは保存するために「ファイルを選択」
2,左端にある「名前を付けて保存」を選択します。
3,「ファイルの種類」をクリックして「PDF」を選びましょう!
ファイル名に関しては「履歴書+氏名」にしておくと、採用担当者がわかりやすいですね。パスワードの設定も、このまま続けていきますね。
4,ファイルをPDFに設定すると、右下に「オプション」と出るので、クリックします。
5,一番下の「ドキュメントをパスワードで暗号化する」にチェックを入れて「OK」をクリック!あと少し!
6,お疲れさまです!任意のパスワードを設定して完了です!
例文
では、具体的にどのように書けばいいか、例文を作ったので参考にしてみてくださいね。履歴書添付用と、パスワード送信用の2種類の例文になります。
【件名】応募書類ご提出の件【パスワード】/自分の氏名
ー本文ー
株式会社◯◯
「担当者氏名」様お世話になっております。先ほど応募書類を送付させていただいた、◯◯ △△(自分の氏名)です。
応募書類に設定したパスワードをお送りさせていただきます。
パスワード:◯◯◯◯◯◯◯
お手数をお掛けいたしますが、ご確認の程、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーー
「自分の氏名」
郵便番号
住所
電話番号
メールアドレス
ーーーーーーーーーーーーー
送る際は、誤字脱字のないよう、しっかり確認しましょう!
また、1通目を送ったあとに2通目を作成すると、担当者に届くのに時間差が生じ、確認しづらい可能性があります。
そのため、2通目もあらかじめ作成したうえで、1通目を送信したほうがいいですね!
転職の履歴書に関するQ&A
転職の履歴書を作成する際によくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
履歴書に使う写真は何㎜×何㎜?
転職に使う履歴書の用紙サイズはA4?B5?
基本的にはどちらを選んでも問題はありません。ただ、転職の場合、新卒と比べて職歴が増える可能性が高いですよね。
そのため、用紙自体が大きいA4のほうが記入できるスペースも多くなります。また、転職の際は職務経歴書を同封することが多く、職務経歴書はA4が一般的です。
履歴書もA4にすれば統一できるので、A4を選んでおけばまず問題ないといえますね。
履歴書を持参するときも封筒に入れるべき?
履歴書を持参する場合でも、汚れや折れてしまうことを防ぐために、封筒には必ず入れましょう。
クリアファイルに入れてから封筒に入れて持参すれば、より丁寧な印象を与えられるのでオススメです!
転職の履歴書の学歴はいつから書けばいい?
履歴書の職歴にアルバイトは書くべき?
アルバイトの場合は必須ではありません。特に、短期間での勤務であれば書かなくても大丈夫です。
ですが、長期間での勤務や応募先の職種に関わることであれば、有利なアピールをできる可能性があるので書いてもいいですね。
正しい履歴書の書き方をマスターして転職を成功させよう!
- 学歴、職歴、資格などは必ず正式名称で書く
- 空欄を避けてできるだけ項目を埋める
- 間違えても修正液は使わない
- 手書きでもPCで作成してもいいけど迷ったら手書きが無難
- メールで送付するならPDFにしてパスワードをかける
転職において、履歴書の提出は第一関門といえます。ここで落とされてしまうのは避けたいところ。
また、履歴書のどういったところを重視しているかというのは、企業や採用担当者によっても異なります。
そのため、まずは正しい書き方を覚え、一つ一つ丁寧に作成する必要があるんですね。履歴書を書くときというのは本当に悩みますし、簡単に作れるものではないですよね。
転職を成功させるカギは、まず履歴書の書き方から。一つ一つの項目をしっかり書いて、理想の転職先の採用を勝ち取りましょう!
【件名】応募書類ご提出の件/自分の氏名
ー本文ー
株式会社◯◯
「担当者氏名」様
お世話になります。◯◯ △△(自分の氏名)と申します。
先日ご指示いただいた応募書類を送付させていただきますので、ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。
また、応募書類には念のため、パスワードを設定しております。追ってパスワードを送付いたしますので、あわせてご確認いただけますでしょうか。
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーー
「自分の氏名」
郵便番号
住所
電話番号
メールアドレス
ーーーーーーーーーーー