転職する理由の効果的な伝え方5つのポイント&面接での回答例6選!

転職活動をする時に、応募先の企業からよく聞かれる質問が転職理由についてです。

ただ「どのように回答すれば良いかわからない」「間違った回答をして印象を悪くしたくない」と心配な方もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

  • 転職理由の書き方・作り方
  • 面接での転職理由の回答例や例文
  • 転職理由として伝えるとNGな回答

などなど、転職理由について解説していきます。

「面接間にどのように転職理由を伝えるか」きっと理解できると思うので、ぜひ読んでみてください!

目次

企業が転職理由を聞く6つの理由

企業が辞めた理由を聞く6つの理由
  1. 辞めた理由を聞けば仕事に対する考え方がわかるから
  2. 求職者が自社の人材と合うかわかるから
  3. 入社後にすぐに辞めるかどうか判断できるから
  4. 入社後にすぐに活躍してくれる能力を持っているかわかるから
  5. 募集している職種とやりたいことが合っているかわかるから
  6. 自社に入社したい熱意がわかるから

企業の採用担当者である面接官は、なぜ転職理由を聞くのか不思議に思ったことがありませんか?面接官が転職理由を聞く主な理由は上記の6つです。

企業はあなたから転職理由を聞くことで、入社後に辞められるリスクを避けようとしているのです。

さらに、転職理由はあなたが会社を選ぶ考え方とつながっています。

そのため「どのような考え方をしているのか?」「自社でも活躍できそうか」を判断するための材料にもなるのです。

転職理由の書き方・作り方3ステップ

転職理由の書き方(作り方)3つのステップ
  1. 志望動機と転職理由の関係性を挙げる
  2. ネガティブな理由は、前向きな理由に変える
  3. 応募先の企業であれば、その転職理由が実現できる理由を考える

転職をすることは、これまでと職場環境や一緒に働く人などが大きく変わることです。そのため、なんらかの理由があるから転職を決意したと考えるのが自然です。

ただ、いざ転職理由を書こうとしても「なかなか作れない…」と感じる人もいるかもしれません。

そこで、転職理由の書き方・作り方を3ステップでお伝えしていきます。

ステップ1. 志望動機と転職理由の関係性を挙げる

まず、転職したい人の多くは、

  • 残業が多い
  • 給料が安すぎる
  • 人間関係に不満がある

などなど、それぞれ転職理由を持っているはずです。

しかし、これらの転職理由をストレートに伝えただけでは内定を得るのは難しくなります。それは「入社しても同じような理由で退職するのでは?」と思われる可能性があるためです。

そのため、転職理由を書くときは転職理由だけでなく志望動機も踏まえて理由を書くべきです。

例えば、転職理由で多い理由としてよく挙げられる「残業が多い」「給料が安い」場合は、以下のような書き方をします。

転職理由 転職理由の書き方
残業が多い 残業を減らせば、より効率的に働くことができる。
業務の効率化を進める施策を進めている企業で働きたい。
給料が安い 現職の給与体系は年功序列型で、○○という成果を出したのにほとんど給料が上がらなかった。

このように書けば、企業の担当者も不満があるだけでなくきちんとした転職理由があると評価してもらえます。

ステップ2. ネガティブな思いは、前向きな理由に変える

ネガティブな理由を前向きな理由に書き換えた事例

前職では、社歴の浅い私が業務改善のアイデアを出しても「新人の意見である」というだけで聞いてもらえませんでした。

しかし貴社は風通しの良い環境を重視しているので、自分の持っているアイデアを活かして御社の業務改善に貢献していきたいです。

転職理由と聞くと、ネガティブな転職理由しか思い浮かばなくて困っている人も多いかもしれません。しかし、本来は転職理由にネガティブな理由はほとんどないのです。

なぜならネガティブな理由は、その人にとって実現したい願望とつながっているから。

つまりネガティブな理由を前向きな理由に変えるだけで、採用担当者に良い印象を与えられます

例えば「上司との相性が悪かった」という転職理由をそのまま伝えると、採用担当者は「うちの会社でも人間関係で辞められないか心配」という印象を与えてしまいます。

しかし前向きに伝えると、上司に対する不満は少なく、前向きな理由で伝えられるのです。

このように伝えれば、ただ上司との相性が悪かったと伝えるよりも前向きな印象を与えることができます。

ステップ3. 応募先の企業であれば、その転職理由が実現できる理由を考える

転職理由を書くときは、応募先の企業であればその転職理由が実現できることを伝えましょう。

この点を採用担当者に伝えなかった場合、

  • その転職理由なら、前職のままでも実現できるのでは?
  • その転職理由なら、別にうちの会社でなくとも実現できるよね?

という印象を与えてしまい、内定を得られる可能性が減ってしまいます。

kouno
kouno
あくまでも転職先に対して貢献できることを考えることが大事です。

面接での転職理由の効果的な伝え方5つのポイント

転職理由の効果的な伝え方5つのポイント
  1. 志望動機やきっかけと退職理由の関係性をはっきりさせる
  2. 退職や転職した理由で嘘をつかない
  3. あらかじめ言わないことを決める
  4. 転職を決めた理由がネガティブなら前向きな理由に言い換える
  5. 主観的ではなく客観的に伝える

ここでは、面接での転職理由の効果的な伝え方をお伝えしていきます!

志望動機やきっかけと退職理由の関係性をはっきりさせる

まずは、志望動機や転職をするきっかけと退職理由の関係性をはっきりさせることが大事です。企業の面接では、転職理由以外の質問もされます。

「転職理由」「志望動機」「退職理由」などに一貫性がなければ、面接官は本当に転職したい理由が何なのかわからず、採用を見送られる可能性が高くなります。

例えば、転職理由が「給料が少ないから」だとします。しかし退職理由が「上司と意見が合わず喧嘩をしたから」と答えると、

  • 結局どっちの理由が本当のことなの?
  • 実は自分でも転職したい本当の理由が把握できていないのでは?

と思われてしまうかもしれません。

このように「志望動機」「転職をするきっかけ」「退職理由」に関係性がなければ、応募先の企業に正確な転職理由が伝わらなくなるので注意が必要です。

退職や転職した理由で嘘をつかない

面接官に嘘をついてはならない理由
  • 転職理由の嘘がばれなくても、他のことを聞かれた時に嘘がばれる可能性が高いから
  • 最終的に嘘をついて入社できても、入社後に自分との相性や条件が合わないと退職したくなるから

退職した理由や転職理由について聞かれたくない場合もあるかもしれません。そのような場合でも、面接官に対して嘘の理由を言ってはいけません。

あなたの面接をしてくれる面接官は、これまでに数千人以上の面接を行っている可能性があります。そのため、面接官の経験から嘘をついてもばれる可能性は高いです。

また、面接官に嘘がばれなくても、入社後に会社との相性が悪いことに気づいたり、自分の希望する条件と違ったりすればすぐに辞めたくなります。

このように転職理由について嘘をつくと、その場をごまかせても、良いことはないので注意が必要です。

あらかじめ言わないことを決める

応募先の企業でも起こりやすい転職理由は、言わない方が良いです。

なぜならそのような理由は、前職だけでなく応募先の企業でも起こりうるので、同じ理由で退職すると思われるから。

例えば「人間関係がつらくて・・・」という転職理由は、前職に限らず応募先の企業で起きてもおかしくないこと。

採用担当者の立場から考えると「うちでも同じように人間関係のことが原因で辞めるかもしれない」と考える可能性が高くなります。

他にも応募先の企業によっては、本当の転職理由を言うと「辞められるリスクが高い」という印象を与えることがあるので、注意しなければなりません。

転職理由 その転職理由を伝えることを避けた方が良い会社の特徴
ノルマが嫌だった
  • 営業成績によって給料がアップするような会社
  • 飛び込みやテレアポの営業職
上司や同僚からパワハラに遭った
  • 体育会系の会社
  • 飲み会を積極的に行っている会社
職場の雰囲気が暗い
  • 集中して作業を続けるような会社

もし、応募先の企業がいつも使っている転職理由に好ましくない場合は、第2候補の転職理由で説明した方が良いでしょう。

転職を決めた理由がネガティブなら前向きな理由に言い換える

転職を決めた理由がネガティブでその伝え方を間違えると、愚痴や不満が多いという印象を与えてしまうことがあります。

例えば、給料が低すぎるという転職理由であれば、

「現職は固定給で頑張っても給料に反映されませんでした。転職先である御社では、歩合給制度があるため自分の頑張りが評価につながると感じました。」

のように言い換えることが可能です。

このように言い換えることで、前向きであるという印象に結びつけることができます

主観的ではなく客観的に伝える

転職理由が主観的

残業時間が長くて、毎日家に帰る頃にはくたくたで、次の日出勤するのも大変だったため営業成績がなかなか上がりませんでした。

転職したいと考えている人は、転職理由を感情など主観的ではなく、第三者が聞いても納得できるように客観的に伝えることを心がけましょう。

例えば転職理由が「残業時間の長さ」にある場合、主観的に伝えた場合と客観的に伝えた場合で伝わりやすさがどのように違うのでしょうか?

主観的な伝え方では、残業時間が長くてつらかったという感情は伝わるかもしれません。

しかし、残業時間が長いことと営業成績が上がらなかったことに関係性があることは伝わりにくいです。

一方、以下のように客観的に伝えた場合はどう伝わるでしょうか?

転職理由が客観的

前職では週6回120時間の残業がありました。そのため次の日の営業資料の準備時間が足りず、営業成績がなかなか上がりませんでした。

残業の原因として、報告書の作成に無駄な時間が掛かっていました。そこで報告書の作成時間を50%削減できる提案をしました。

しかし、上司から返ってきたのは「後で見ておくね」といった曖昧な返事でした。

結局、何度連絡しても「社外に直接影響はないし締切もないから」と後回しにされてしまいました。

一方、貴社ではより少ない労働時間で効率的に成果を出す人が評価されることを聞きました。

そのため、業務中の無駄な作業時間を削減する提案ができます。

さらに、次の日の営業資料の準備の時間も増やせるので、より顧客から満足される提案をすることで貴社の売上げに貢献できると思います。

後者の方が、

  • 数字が入っていることで具体的にどのぐらい残業をしたのか?
  • 問題の改善に向けて、具体的に何をしたのか?
  • 自分が応募先の会社に入社すれば、どのようなメリットを与えられるのか?

などが、相手にも伝わりやすくなっています。

このように転職理由を客観的に伝えることで、面接官に「あなたがその会社で活躍しているイメージ」を持ってもらうことができます。

kouno
kouno
前向きな転職理由を伝えることで、企業から好印象を得られます。

こんな場合はどうする?面接での転職理由(退職理由)の回答例・例文6選

ケース別回答例
  1. キャリアアップやスキルアップを狙った転職の場合は、より具体的に伝える
  2. Uターン転職や結婚が理由の場合は、長く働き続けることが前提の理由にする
  3. 第二新卒の転職理由は、ポジティブな理由に変えて伝える
  4. 前職の退職からブランクがある場合は、前向きなことをしていたことを伝える
  5. 転職後すぐに退職した場合など転職の回数が多い場合は、前向きな理由を伝える
  6. 転職理由が会社の将来性の場合は、具体的な理由と転職先にあてはまらない点を伝える

面接での転職理由の回答例として、よくある回答例や例文を6つ解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。

キャリアアップやスキルアップ狙った転職の場合は、より具体的に伝える

キャリアアップやスキルアップを狙うときの回答例

現職では、営業を5年以上やっていました。

これまでは自分が営業をひたすら行っていましたが、組織全体として売上をアップするために、後輩に営業指導をする必要があると考えました。

また私自身、もともと何かを人に教えることが好きで、教育に携わりたかったという気持ちもあります。

そこで上司に相談しましたが、年功序列の会社のため用意できる役職にしばらく空きがなく、さらに予算も出せないと却下されてしまいました。

そんな折り、ちょうど貴社で営業トレーナーの募集を行っていることを聞き、転職を決意しました。

 

私が営業の指導をすることで、貴社の営業成績向上にも役立てるかと思います。

漠然とキャリアアップやスキルアップが転職理由であることを伝えても、面接官に良い印象は残りません。

なぜなら、キャリアアップやスキルアップという言葉だけでは具体性がなく、どんな能力を高めたいと考えているのかわからないから。

キャリアアップやスキルアップといっても、

  • マネジメント経験を磨きたいのか?
  • 営業のスキルを上げたいのか?
  • 未経験のスキルを取得することで仕事の幅を広げたいのか?

などなど、何を目的としていて、そのスキルを上げればどのような部分で会社に貢献できるのかまで伝える必要があります。

回答例のように伝えれば、なぜあなたがキャリアアップやスキルアップを応募先の企業で実現したいのか納得してもらえるはずです。

Uターン転職や結婚が理由の場合は、長く働き続けることが前提の理由にする

Uターン転職を狙うときの回答例

私は都内で15年間メーカーで商品企画の仕事を行ってきましたが、かねてより地元の企業に貢献したいと考えていました。

地元企業の中でも貴社を選んだのは、ある日テレビ番組の特集をみたことがきっかけです。

特集で、貴社は地元では誰もが知る企業であるにも関わらず15年間ヒット商品を作れていないということを知りました。

貴社の商品は私も子供の頃から慣れ親しんできたため、地元の企業である貴社を最後の職場として、貢献したいと考えるようになりました。

私は都内の企業でこれまでに数々の商品の企画を行ってきました。その経験を貴社でも発揮できれば、新たにヒット商品を生み出せると感じ転職を決意しました。

Uターン転職が理由の場合は、そのまま理由を伝えても面接官に良い印象を与えることはできません。

例えば、ただUターン転職をしたいと伝えると「都会で働いていて疲れたからなのか?」「実家で暮らしたいだけなのか?」というマイナスな印象を与えることもあります。

このような場合は、

  • 地元で貢献したい
  • 都会の企業で学んだことを地元の企業で活かしたい
  • 長く働き続けたい

と伝えるなど、前向きなUターンであることを伝えましょう。

特に、地方の企業は、できるだけ長く働いてくれる人を探しています。そのため、地元で貢献したいことを具体的に伝える必要があります。

結婚が転職理由の場合の回答例

結婚を機に夫の実家に近い場所に引っ越す必要が出てきました。

これまでの職場では通勤に時間が掛かるため、結婚生活を続けながら働くのは難しいと考え転職を決意した次第です。

前職では事務職として楽しく働かせていただき、多くの資格を取得することもできました。

貴社では、前職での事務職としての経験を存分に活かすことができます

また今後の育児についても、父方の実家で面倒を見てもらうことができるため、会社を欠勤することは少ないかと思います。

次に結婚を機に転職をする場合のポイントは以下の3つです。

  • 結婚をしたことがきっかけでやむを得ない転職であること
  • 急な欠勤などで会社に迷惑を掛けるリスクが低いこと
  • これまでの経験を活かして、会社に貢献できること

結婚したことが目的なだけでなく、会社で長く働き続けることができる点やこれまでの経験を通して会社に貢献できることをアピールすれば事情を理解してもらえます。

第二新卒の転職理由は、ポジティブな理由に変えて伝える

第二新卒の転職理由の回答例

前職では業界内でも有名な大手企業で働いていました。

入社後は既に自社製品を利用している顧客からの要望を聞いたり、提案を行ったりする仕事をしていました。

幸いなことに顧客からの評判は上々で、ある顧客から100万円の商品を受注してもらうことができました。

ところが前職では、正直成果を出しても年功序列が優先される社風であったため、あまり給料に反映されませんでした

そのため、成果に対してきちんと評価してくれる会社や入社歴の短い社員でも重要な役職を任される会社で働きたいと考え、転職を決意しました。

第二新卒の転職理由では、面接官は他の求職者よりも「すぐに辞めるような人ではないか」という点を重視する傾向があります。

そのため、転職をした理由がきちんとあることを伝えなければ「すぐに辞めるのでは?」という印象を持たれるので注意が必要です。

決して後ろ向きな理由で転職をしたのではなく、ポジティブな理由で転職をすることを伝えましょう。

また、経験がないことを不安に感じる必要はありません。第二新卒に経験が少ないことは面接官もわかっているからです。

kouno
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経験よりも仕事に対する熱意や将来性を買われて採用に至るのが一般的です。

前職の退職からブランクがある場合は、前向きなことをしていたことを伝える

前職の退職からブランクがある場合の回答例

前職では金融関係の仕事をしていましたが、休日が月に3回しかなく、毎日120時間以上の残業をしていました。

その結果体調を崩し、やむなく退職させていただきました。

病院での静養中は、今後の仕事に役立てようとFP資格3級の取得を目指して勉強しました

退院まで6ヶ月間のブランクが空いてしまいましたが、FP資格の取得もできたため、今後も金融関係の仕事は続けようと考えています。

前職を辞めてから転職活動を開始するまでに半年以上期間が空いている場合、採用担当者はなぜブランクが空いたのか不安になります。

ブランクが空く理由は、

  • 体調不良
  • 転職活動が長引いた
  • やる気がでなかった

など様々です。

ただ「だらだらとしてしまった」「何もする気力が起きなかった」などの理由は、採用担当者に「長く働いてくれないだろう」という悪い印象を与えてしまいます。

ブランクが空いた理由として、以下のような前向きな理由があったことを挙げれば悪い印象にはなりません。

ブランクが空いたときの前向きな転職理由例
  • 資格取得の勉強をしていた
  • 転職がうまくいかなかったが、もう一度やりたいことを見つめ直した結果、違う職種に興味が出た
  • 体調を壊してしまいブランクが空いたが、現在は概ね完治しています。

ただし、嘘をつくのはばれる可能性が高いのでやめましょう。

転職後すぐに退職した場合など転職の回数が多い場合は、前向きな理由を伝える

転職回数が多い場合の回答例

もともと営業が好きで、携帯販売員、コピー機の営業、IT商品の営業、アパレル営業を経験してきました。

実際に、これまで働いた企業ではいずれも営業力を評価されており、社内表彰も複数受賞しております。

お客様に最適な商品を紹介し、結果的に会社の売上に貢献することが仕事の喜びであり、やりがいを感じているポイントです。

ただ同時に、一営業マンとしての業務範囲に壁を感じるようになりました。あくまで1プレイヤーとしての成果には限界があるためです。

そのため、貴社ではまずは現場で成果を出した後に、マネージャーとして組織全体の営業力向上に貢献したいと考えています。

転職回数が多い場合、採用担当者は「すぐに辞めるのでは?ネガティブな理由で辞めたのだろう」という印象を持ちがちです。

そのため、

  • 前向きな理由がある
  • やりたい仕事に一貫性がある

など、決して適当に転職を繰り返していたわけではないことを伝える必要があります。ただ、後先考えずに転職を繰り返してしまった人もいるかもしれません。

そのような場合は嘘をつかずに正直に話し、前向きに転職をする理由を伝えましょう。

転職理由が会社の将来性の場合は、具体的な理由と転職先にあてはまらないことを伝える

会社の将来性に不安がある場合の回答例

私が転職した理由は、前職の将来性に不安を感じたからです。実際にここ数年の景気減速の影響で、前職の業績は3年前の60%までに落ち込んでいます。

私自身なんとかこの状況を打破しようと、売上げアップのための様々な施策を提案しました。

しかし、ことごとく「やったことがないから」「失敗したらどうするの?」という理由で却下されてしまいました。

私は、この不景気を生き残ることができる企業は、失敗を恐れず様々なことに挑戦できる企業だと考えました。

貴社では、同業種にも関わらず、業績が上がっています。

その理由は、社員が提案をしやすい空気を上司や役員が作り上げており、様々なアイデアを実行してきたからと考えています。

私は貴社の弱みであるAという商品についての知識に自信があり、また管理職としての経験を活かすことができると考え転職を決意しました。

会社の将来性に不安があるという転職理由は、問題ありません。

ただ、具体的にどの部分に不安があるのかを伝えられなければ、根拠のある伝え方ができない印象を与えてしまいます。

  • どの部門がどのような原因で業績が悪いのか?
  • 今後、好転することはないのか?そのためにできることをやったのか?
  • その不安は前職に限った話なのか、それとも応募先の企業にもいえることなのか?

などをよく考えた上で伝える必要があります。また、応募先の企業はすぐに辞めない人や自社で活躍できる人材を求めています。

そのため、将来に不安があるから転職するという理由だけでは終わらせずに、自分が何に貢献できるのかも伝えておきましょう。

こんな転職理由はNG!本音で伝えない方が良い回答例

本音で伝えるとNGな転職理由
  1. 給料が安かったことを理由にする
  2. 上司からパワハラを受けたなど人間関係に関する理由
  3. 残業が多いなど職場環境に対する理由
  4. 「やりたいことができなかった」とアピールしすぎる
  5. 転職理由として、前職をブラック企業と決めつけること

応募先の企業に一見ネガティブな印象を与える転職理由を持つことは悪くありません。しかし本音をそのまま伝えると、ネガティブな印象を与える転職理由もあります。

本音で伝えるとNGな転職理由は以下の5つ。

給料が安かったことを転職理由にする

給料が安かったことをそのまま伝えた場合、ただの愚痴と捉えられる可能性があります。そのため「勤務年数よりも成果が重視される社風だから」など、少し違う表現で伝えた方が良いです。

特に同じ業界で転職する場合、会社を変えても給料が大きく変わらないケースもあるので注意してください。

上司からパワハラを受けたなど人間関係に関する転職理由

上司からパワハラを受けたなど人間関係に関する転職理由をそのまま伝えるのは危険です。

なぜなら、転職先でも同じように人間関係で悩んで辞めることを疑われる可能性があるから。

そもそもパワハラの概念ははっきりしておらず、同じ行動をしても部下がパワハラと思わなければ、パワハラが成立しないケースもあります。

「ストレス耐性が弱そうだから、少々の問題だけでトラブルになるかも」と思われる可能性もあるので、パワハラが原因とストレートに伝えるのはおすすめできないです。

どうしてもパワハラが理由の場合は、詳しく経緯を話し「それなら辞めても仕方がないかな」と言われる納得してもらう必要があります

残業が多いなど職場環境に対する理由

残業が多いという理由は、転職理由の代表例ですが「ただ残業が多いから辞めた」と伝えると、悪い印象を与えます。

なぜなら、残業が多い基準が人によって違うから。例えば、大手企業の残業とベンチャー企業に残業ではそれぞれ基準が違う可能性があります。

そのため必ず数字を入れて、どのぐらい残業をしているのかを伝えましょう

もし残業が少ない転職先であれば、面接官は自社の残業時間と比較するので、残業時間が多いという理由でマイナスに捉えられる可能性は減ります。

「やりたいことができなかった」とアピールしすぎる

転職理由として「やりたいことができなかった」と過剰にアピールすると悪い印象を持たれます。

その理由は以下の2つ。

過剰にアピールしない方が良い理由
  • みんながやりたい仕事は、実績を積んだ人が評価されてなるケースもあるから
  • やりたい仕事ができなければ、転職先でも辞めるのでは?と思われるから

会社で仕事をする上では、時にはやりたくない仕事もしなければなりません。

もしまだ勤続年数が短いのに、やりたい仕事ができないからと理由を伝えると、長く働き続けてくれないのでは?という印象を与えてしまいます。

特に出世に時間が掛かる転職先を選ぶ場合は、ストレートに伝えすぎない方が良いです。

転職理由として、前職をブラック企業と決めつけること

前職がブラック企業だったからという転職理由を伝えることはNGです。

なぜなら、面接官によってブラック企業の水準が違うため、ブラック企業で働いていたことについて共感を得られない可能性があるから。

そのためブラック企業での不満点を伝えるのではなく、ポジティブな転職理由を伝えるべきです。

kouno
kouno
特に人間関係の転職理由を伝えるときは、注意して伝える必要があります。

転職理由が浮かばなければ、転職エージェントを使うべき

転職理由がどうしても思いつかない、さらに自分の経験と照らし合わせた転職理由を探している場合は、転職エージェントを使うべきです。

なぜなら、これまでに数百人以上の求職者の対応をしてきた転職エージェントは引き出しが多く、一人で考えていては思いつかない視点からアドバイスをくれるから

また、転職理由だけでなく志望動機や自己PRなどもあなたと一緒に考えてくれます。

私が転職エージェントを利用した時は、過去の経験などを聞いてくれて、自分では思いつかなかった転職理由や志望動機を一緒に考えることができました。

その結果、書類選考の通過率は60%以上でした。

ほぼ全ての転職エージェントが完全無料で利用できるので、悩んでしまった場合はぜひ利用してみてはどうでしょうか?

転職理由についてのQ&A

転職理由についてのよくある疑問について回答します。ぜひ参考にしてみてください。

職務経歴書や履歴書には、必ず転職理由や書かなければならないの?

職務経歴書や履歴書に転職理由の記入を求められるかは企業により違います。

転職理由が多い場合は、書類選考だけで落とされる可能性があるので、正当な理由があることや前向きな理由があることを伝えておきましょう。

同業他社に転職する際の理由で気をつけるべき点はあるの?

同業他社への転職では、ネガティブな転職理由はNGです。

なぜなら、仕事内容や労働条件がほとんど変わらない可能性があるため、同じような理由で辞められるのではと思われるから。

そのため「前職では新たな経験ができない」「仕事の幅を広げるためにスキルをアップさせたい」などの前向きな理由が必要です。

40代が転職理由を伝える時のポイントは?

40代は家庭の問題や働き方など転職をする理由に多様性がありますが、前向きな理由を伝えることが大事です。

「人間関係が悪かった」「やりたいことがやれなかった」という理由は、別の年代以上に悪い印象を与える可能性が高いので注意が必要です。

転職理由は企業側の立場になって考えることが大事

本記事のまとめ
  1. 志望動機と転職理由に関係性があることが大事
  2. ネガティブな転職理由も前向きに変えられる
  3. 本音では伝えないほうが良い転職理由もある
  4. 転職理由が浮かばなければ転職エージェントを利用すべき

転職をする理由は人によって様々です。しかしその理由をストレートに伝えただけでは、企業に悪い印象を与えるかもしれません。

企業の立場に立てば、前向きな理由で転職をしたい人とネガティブな理由で転職をしたい人のどちらを採用したいかは明白です。

また、転職理由を考えるときは、転職を考えたきっかけや志望動機などと一貫性を持たせることが重要です。