
- SEの仕事ってどんな感じなんだろう?
- 自分にもできそうなら転職したいな!
このように考えてはいませんか?
SEは人気の職業だと耳にすることはあるものの、具体的な仕事の内容はイメージしにくいかもしれません。
他にも「SEが人気な理由」「SEの種類」「SEに向いている人・向いていない人」についてもまとめました。
読み終わるころには、SEの仕事についておおよそイメージできるはずなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
SEに転職するとどうなる?勤続15年目の現役SEに聞いてみました!
- 職種:システム開発(組み込み・制御系)
- 役職:主任
- 勤務歴:勤続15年目(外注SE)
- 勤務形態:フレックス(コアタイム10:00~15:00)
- プログラミング言語:主にC言語
- 保有資格:基本情報技術者試験(FE)
- 会社の規模:約30人
- ひと月の残業時間:最大110時間超え→5年ほど前からは4時間程度
- 休暇:完全週休二日制(年間休日は120日くらい)
- 福利厚生:有給休暇・産休・育休あり(男性社員も取得実績あり)
- その他:テレワークOK(ただし、携わるプロジェクトによる)
※インタビューは2020年7月12日、著者の知り合いのSEに向けて行いました。
SEの仕事内容はどんな感じ?
私は「外注SE」として勤務しているので、クライアント様の会社が勤務地になるんです。15年目までに勤務地が変わった回数は、3回ほどですね。
「自宅から通勤できる範囲内の勤務地にしてほしい」と自分の会社に伝えているため、転勤がないんです。
残業時間をみていただくとおわかりいただけると思うんですが、私がSEとして勤務をはじめたころは、いわゆる「ブラック企業」のような勤務先もありました。
ですが徐々に「残業をしない」というルールが、IT業界に定着してきた印象があるんです。新人の頃に比べると、ずいぶんと働きやすい環境になったと感じています。
SEの1日ってどんな業務スケジュールなの?
(出社)
9:00~9:30 メール対応
9:30~12:00 設計
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~13:15 昼礼
13:15~14:00 設計
14:00~15:00 クライアント打ち合わせ
15:00~18:00 設計
(帰宅)
(出社)
9:00~9:30 メール対応
9:30~12:00 実験室でテスト
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~13:15 昼礼
13:15~18:00 実験室でテスト
(帰宅)
システムが想定通りに動かない場合、納得できるまで実験室にこもることがあるんです。
ですが先ほどお伝えしたとおり「基本的に残業をしない」というルールがあるので、集中して作業に取り組んでますね。
ぶっちゃけSEの年収はどれくらい?
差が出るとしたら、残業があり・なしで幅が広がる感じですね。
実はIT業界では、役職と年収に関係性があまりないんです。役職があっても、イメージより収入が少ないケースはよくあります。
ただ上場企業の社内SEは、係長だと600~700万円、課長なら800~1,000万円くらいの年収になる印象ですね。
自社の社員として責任が大きくなるので、収入も増えるというところでしょうか。
SEの仕事で大変だった経験を教えて!
いろいろな事情から日程が決まっているので、SEが「間に合いません」とは言えないんです。
つまり、なにがなんでもやり切らなければいけないんです。でも、残業は基本的には禁止!
予定どおりに進まないときに感じるプレッシャーは、精神的にしんどいときがありますね。
SEになって良かった経験を教えて!
私の仕事は、製造業として「ものづくり」をする仕事。「この製品は、いつか誰かの役に立つ日が来る」と思えるのが、大きな励みになるんです。
製品を買ってくれたユーザーと日常生活でめぐり会えることは、ハード系の組み込みSEとしてとてもうれしいですね!
SEのやりがいはどんなところにある?
ハード系の組み込みSEの腕の見せ所は、複雑なシステムをいかに簡潔かつわかりやすく処理できるかどうか。
完成までは何度も失敗を繰り返しながら、ベストな方法を探っていく必要があります。
失敗する回数が多いだけに、イメージ通りに完成したときは苦労が報われるようでうれしいですね!
ここまでで、インタビューは終わりです!
苦労はあるけれど、やりがいも大きいのがSEの仕事というお話でした。では転職希望者に人気な理由には、なにがあるのでしょうか?
SEへの転職が人気な4つの理由
- 将来性がある
- 給料が高め
- 未経験でもチャレンジできる
- 手に職をつけて独立ができる
SEへの転職が人気の理由は、上記のようにいろいろとあります。
今後もIT化はどんどん進んでいくため、新しい技術を身につけられて将来性があるのも人気の理由。
また、エンジニア不足が話題になっている業界なので、手に職をつけておけば職に困りにくいメリットもあります。
さらには企業で働きながら技術を磨き、将来はフリーランスとして独立を目指す人もいる、夢がある職業なんです。
次でお伝えしていきますね!
一口にSEと言っても15種類以上の職種がある
種類 | 難易度 | 平均年収 | 必要なスキル |
---|---|---|---|
プロジェクトマネージャ | ![]() プロジェクトの責任者 | 400~700万円 |
|
システムエンジニア | ![]() ニーズに合わせた設計・開発 | 500~600万円 |
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プログラマ | ![]() プロジェクトの責任者 | 250~600万円 |
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制御・組み込みエンジニア | ![]() ソフトウェアの設計・開発 | 400~700万円 |
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インフラエンジニア | ![]() プロジェクトの責任者 | 450~500万円 |
|
サーバエンジニア | ![]() サーバーの設計から保守管理 | 400~600万円 |
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ネットワークエンジニア | ![]() コミュニケーションスキルも必要 | 300~800万円 |
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データベースエンジニア | ![]() データベースの設計から保守 | 400~700万円 |
|
Webエンジニア | ![]() Webシステムの設計など | 300~600万円 |
|
セールスエンジニア | ![]() システム導入の提案・販売 | 400~900万円 |
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フィールドエンジニア | ![]() 顧客先で製品に関するサポート | 300~600万円 |
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テストエンジニア | ![]() システム開発のテストを行う | 400~700万円 |
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サポートエンジニア | ![]() 担当する製品の問題解決など | 250~700万円 |
|
社内SE | ![]() 自社システムの開発など | 350~800万円 |
|
ITコンサルタント | ![]() ITで顧客のビジネス・経営に関わる | 400~900万円 |
|
SEの仕事は、上の表の他にもたくさんあります。
そのため難易度に関わらず、未経験でも採用してもらえる転職先はあるんです。
「SEになりたいけど、やっぱり自分には難しそう…」
このように悩んでいるのなら、まずは転職先の企業がどんな人材を探しているのかについて、よく調べて応募してみてくださいね!
【SEの種類は多い!】ITエンジニア15種類の分布例
IT業界のエンジニアは、上の図のようにそれぞれ役割が違います。
実際のシステムエンジニアは、プログラマーと違いプログラミングをメインの仕事としていません。システムの設計をメインとしているんです。
このようにSEの種類が多いだけ仕事の内容も違うので、向き・不向きもわかれます。自分の適性に合った種類がどれなのか、よく検討してみてくださいね。
どんな項目があるのか、次で確認してみましょう!
SEへの転職が向いている人・向いてない人
<チャレンジ精神がある人>
- 物事を論理的に解決できる人
- 新しいことを勉強するのが好きな人
- 好奇心が旺盛な人
<柔軟な対応ができる人>
- 向上心を持っている人
- わからないことを相談できる人
- 変化を拒まない人
- 落ち込みやすい人
- ものづくりが得意ではない人
SEの仕事では、物事を論理的に考える思考が求められます。
システムの設計するなかで、複雑な物事をどれだけシンプルに仕上げられるのかが重要なんです。
クライアントに納得してもらうまで、ひとつのプロジェクトで何度も失敗を繰り返す場面があります。
そのため真面目でうまく行かないと落ち込みやすい人には、向かない場合があるのも事実です。
わからないことを素直に相談できるのであれば、メンバー同士で助け合えるので大丈夫ですよ。
「SEってなんかおもしろそう。やっぱり転職してみたいな!」
こう考えたときに効率よく転職する手段として、転職エージェントの利用があります。次では、おすすめしたい理由を解説していきますね。
SEになりたい人に転職エージェントがおすすめな3つの理由
ここでSEになりたい人に転職エージェントがおすすめな理由を、3つお伝えしてきます。
転職のプロからアドバイスを受けられて安心だから
転職エージェントでは、転職のプロからアドバイスが受けられるので安心です。
コンサルタントは、過去のサポート経験から求職者一人ひとりの強み・弱みを分析します。結果的に、求職者がアピールポイントを見つけられるんです。
自分に自信が持てれば、希望している職種の面接にチャレンジしやすくなります。
面接で思いがけず条件交渉の機会があっても、ひるみにくくなるので希望の転職に近づきやすくなりますよ!
より多くの求人を見られて選択肢が増えるから
転職エージェントに登録すると、非公開求人など多くの情報が見られるので選択肢が増えます。
選択肢が増えると比較できるので、自分の希望に近い条件での転職が叶いやすくなるんです。
転職活動でも同じことが言えます。多くの選択肢から、希望の条件で転職できる職場を探すことはベストな選択のために大切ですよ!
「でも選択肢が多いと、求人情報を見るだけでも大変なんじゃない?」
そんなときに転職活動を時短してくれるのが、コンサルタントなんです。無料で求職者に合う求人を紹介してくれるので、相談してみる価値はありますよ!
条件交渉など任せられて希望に近づくから
担当コンサルタントに条件交渉など任せられるので、希望に近づく可能性が高まります。
転職エージェントを利用すると、転職のプロであるコンサルタントが求職者に変わって条件交渉をしてくれます。
コンサルタントは、交渉の経験が豊富です。そのため、企業と求職者の間にしこりが残らないように求職者の希望を伝えてくれるんです。
求職者としても企業に希望を直接伝えずにすむので、遠慮する必要がなくなり後悔しにくくなりますよ。
SEへの転職におすすめの転職エージェントTOP5
職種 | 求人数 | 求人の質 | サポート内容 |
---|---|---|---|
マイナビエージェント IT![]() | ![]() 約1万件~ | ![]() 独占求人・大手企業の求人が豊富 | ![]() IT経験のある知識豊富なコンサルタントが在籍 |
レバテックキャリア![]() | ![]() 約6千件~ | ![]() 大手企業の求人が多い | ![]() 添削に対応! LINEでやり取りOK |
ギークリー![]() | ![]() 約2万件~ | ![]() 東京23区内 の大手企業が中心 | ![]() 未経験でも相談・添削の丁寧なフォロー |
メイテックネクスト![]() | ![]() 約1万件~ | ![]() 独占求人あり | ![]() 担当者は全員が元技術職 |
ワークポート![]() | ![]() 約3万件~ | ![]() 未経験でも応募できる案件多数 | ![]() 対応が迅速 |
SEへの転職におすすめな転職エージェントは、マイナビエージェントITです。
転職業界では大手の「マイナビ」が運営してるだけあり、扱っている求人数が圧倒的に多く、SEだけで1万件以上あります。
社内SEにおいては、求職者ひとりあたり約58件の紹介が可能!他社にはない、豊富な情報量をもっています。
また在籍するコンサルタントは業界専任制のため、専門的な知識が豊富。現場経験者も在籍しており、的確なアドバイスを受けられます。
IT・Web業界に特化している転職エージェントなので「IT業界に詳しい人に相談してみたい!」という場合におすすめです!
\マイナビエージェント ITの詳細はこちら/ 編集部の体験談を見る 公式HPを見る
SEに転職を考えるときによくある質問
SEに転職を考えるときは、疑問があると思います。ここではよくある質問をまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね!
未経験からSEへ転職するなら、やっておくと良いことはある?
強いて言えば、資格を取っておくことはおすすめです。
SEは未経験でも転職できます。ですが資格があると、面接で自分の意欲をアピールしやすくなるんです。
国家資格の取得を目指すなら、IT業界では定番である「基本情報技術者資格(FE)」。
ですが、ITの知識がまったくないのであれば、まずは入門レベルの「ITパスポート試験」にチャレンジしてみると理解がしやすいですよ。
社内SEには、経験を問わずに応募できるの?
求人情報を出している企業によって、基準が異なります。
社内SEの求人情報を見ると、募集している企業の規模はさまざま。
未経験者に十分な研修ができる企業もあれば、即戦力を求めるような企業もあります。
応募したい企業のイメージがあるのなら、担当コンサルタントに相談してみるといいですよ。
SEとして大手企業への転職はハードルが高すぎる?
応募してみる価値は十分にあります。自社社員にはないスキルのある人材を求めている企業があるからです。
もちろん、企業によっては求められるスキルレベルがかなり高いケースもあります。
ただ最初からあきらめるのはもったいないので、まずは応募したい企業についてよく調査してみましょう!
金融SEへの転職は、都市部の方がしやすい?
地方でも金融SEになれる可能性はあります。地域によっては地方銀行が多い場所はあるからです。
地域よりも金融機関があるかどうかが重要なので、働きたい地域の求人情報を確認してみてくださいね。
40代でSEへ転職するのは難しい?
40代でもSEへ転職はできます。
今回インタビューした現役SEによると、15年以上前は「35歳以上でSEへの転職は厳しい」という声をよく聞いたそうです。
ですが、現在は30代後半~40代前半の転職者が多いとのこと!
ただ厳しいようですが企業によって、求められるスキルに大きな幅があるのは事実です。
求人情報からわからないことは、転職のプロに頼ってみるのがおすすめです!
SEに転職するなら転職エージェントを活用しよう!
- IT業界の転職に詳しい人からアドバイスがもらえて安心だから
- 多くの求人情報から選べるため比較しやすいから
- 条件交渉をプロに任せられて希望に近づけるから
SEに転職する場合、いろいろな不安があると思います。不安が募ったときに強い味方になるのが、転職について詳しい知識を持っている人です。
転職エージェントでは求職者の悩みを理解するだけでなく、念願の転職が成功するようにと背中を押してくれます。
「転職したいのに、不安ですすめられなかった」というのであれば、心強いパートナーになってもらえますよ。
イメージ通りのSEになれるように、一歩踏み出して見てくださいね!
また、SEになるコツはこちらにまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね!
